asics(アシックス)のGEL-NYC。
アシックス。中高生の頃、運動靴として履いたことあったかな?なんにせよ、意識して買うのは初。
体感では靴を買いまくってるんだけど、思い返すとスニーカーは22年に買ったTomorrowland別注のBWARMYが最後。その後はクラークスのワラビー、ウエストンの598、ビルケンのボストンとレザーシューズが多い。スニーカーはチョー久しぶりってわけ。
asics GEL-NYC "Ivy / Smoke Grey" 27.5cm
ウォーキング系シューズはニューバランスのM991NV、M2002RE、リプロのロシアントレーナーで飽和しているんだけども、なんせ2,3年も保有しているスニーカーたち。そろそろ下駄箱の清涼剤も欲しくなってくるじゃない?と言い訳しながら購入。
99X番台の復刻や2002Rでニューバランスが覇権を取り、少し前からはXT-6でサロモンが爆上げし、そしてアシックスが追随している。
割と一般層にも普及しているであろうゲルライトⅢやゲルPTGもあれば、欧米的なモード(バレンシアガっぽいというか…)感のあるゲルカヤノ14やゲルニンバス9のように、幅広いジャンルのスニーカーがラインアップされているという印象。チープカシオよろしく、地方の量販店でも買えるU-5000円の手頃なランシューを愛好する界隈もある。
一目でアシックス(オニツカタイガー)と分かる、通称アシックス・ストライプ。
ゲルNYCは23SSから登場したモデルで、過去作(ゲルニンバス3、ゲルキュムラス16 etc.)を融合して生み出されたデザイン。こうした融合のノリと価格設定、ビジュアルも相まってニューバランスの2002Rに近い雰囲気を感じる。
単色カラーがなく、どうもゴタついてるような配色ながらもまとまりが良く見える点が好き。このへんはニューバランスとアシックスどちらも上手くて、カタログを眺めているだけで楽しめる。
スウェード、合皮、メッシュの組み合わせ。わかりやすくテカテカの合皮。
今回、新色としてリリースされたアイビー/スモークグレーを買った。
リリースから1週間経っていてほとんどのストアが品切れだったが、たまたま27.5cmが一足だけ残っていたストアを見つけたのを、これ幸いとゲットした。
ゲルNYC自体も動きは早いようだが、同時に発売されたグラファイトグレー/スモークグレーは更に人気で在庫がない。アッパーがワントーン暗く、メッシュが濃いめのグレーで引き締まった見た目なのが心に刺さりやすいのだろう。
日本古来の色名で言うならば、裏葉色や若緑色が好物。こういうので可愛いアイテムがあったらお教えください。
特に深いエピソードがあるわけではないが、淡めのグリーンが大好きだ。気がつくと食器類もこの系統の色ばかり選んでいる。iPhoneだって、わざわざ2台連続でグリーンを選ぶぐらいには好きなカラーリングなのだ。ロスアパでもアトランティック・グリーンなんて近しいカラーリングがあったり、意外と世界共通で愛される色っぽいよね。
直接身につけるアイテムとして、このカラーリングを選ぶのはおそらく初めてかな?ボッテガベネタの明るいパキッとしたグリーンも嫌いではないが、やはり"くすんだ"グリーンにこそ強く惹かれる。
インソールのロゴも緑で可愛い。
故に、このゲルNYCは手に入れておかねばならないと思った。こういう一発芸感のあるグリーンの靴なんて上手に合わせられるのか?と思いつつも、買ってから考える!と楽天市場を駆け抜ける手は止まらなかった。
黒のスニーカーだと重いけれど、白だと軽快すぎる、そんなシーンで活躍するんじゃなかろうか…と思って買ったベージュの2002Rは通勤用でしか履かなくなったので油断はできない。(あまりに不人気すぎてアウトレット落ちしてた)
懐かしい触感。
ビジュアルもさることながら、アシックスに期待している重大な要素が歩き心地。ソール各所に見える、プニッとした柔らかなゲルこそが名前の由来。いわゆるα-GEL。落ち着きのない僕らが授業中に弄くり回していたシャーペン、あのアルファ・ゲルである。このゲルによる衝撃吸収が足元をサポートしてくれる。
また見た目の割には本体がとっても軽く、手持ちのスニーカーでも最軽量の部類。まだ試着程度のため歩行の楽さ・疲れにくさは未評価だが、ニューバランス(ABZORB)との差異を含め、これからたくさん履いて確かめてみよう。
後ろもゲル。
ニューバランスやサロモンの人気モデルほど即完というわけでもなさそうだから、欲しいカラーリングが出たタイミングで一足どうでしょう。