365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

J.M. Weston 641 "Golf"の1年後。

気付けば、あっという間に1年が経った。

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話題に上がる回数は少ないけれど、実は相当気に入っている。それはもう、定期的に靴棚から出して舐め回すように見つめてニヤけているぐらいには。清水ダイブを決めた当時の自分を讃えるべし。

休日のお出掛けで週1回履くかどうか、という頻度なので、トータルで40〜50回も履いたかな?というレベル。言うたらば新品よりの中古。

 

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Cウィズなので、細長でコッペパン的な形状。確かにツリーを入れた俯瞰での見た目は今でも細いけれど、履くとカッコいいんだなこれが。エプロンフロントの大きさは心の大きさに比例する。

 

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めちゃモテな横顔。青っぽさのあるボックスカーフが放つ反射光の流線が実にエッチ。ロシアンカーフの旧ゴルフ派が圧倒的に多い中、この記事を読んでボックスカーフにしよう!と思う方が1人でも生まれたら嬉しい。一緒にロシアン絶対主義おじさんを駆逐しようね(過激思想)

いわゆるワーク(≒非ドレス)な靴で良いなと思うものの多くは、見る角度によって表情が大きく変わる。ゴルフは上から見るとフォーマルなプロポーションながらグッドイヤーのステッチや縄紐シューレースに力強さがある一方で、横から見ると黒光りする無骨なフォルムの中に変態的に規則正しいステッチワークが現れる。こうした「ますらをぶり&たをやめぶり」のバランス感覚に無意識のうちに惹かれているのかもしれない。適当に言ってます。そもそもフランス靴だし。

 

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「革靴に使われる皮革の質は年々低下している」「昔の品質とは比べ物にならない」みたいな話は耳がタコを通り越してイカになるぐらい聞くけれど、正直これ以上を求める日は訪れるのだろうかと思うほど繊細な革がそこにはある。キメが細かすぎて光が乱反射しまくっているのであり、決して私のカメラの腕がヤバいのではない。

 

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あっ。カメラの腕がヤバいのは本当だった。

ヒールの減り具合はまだまだ大丈夫、でも踵の削れまくった靴はちょっと寂しいので、頃合いが来たらリペアに出そうと思う。純正のリペアにするかは未定。あと、靴紐も色が抜けまくって青紫色みたいになっているので、そろそろ交換どき。

 

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インソール、ライニングも随分馴染んだ。色は濃くなっているけれど、飴色には程遠い。踵の当たる部分に削れが出始めているので、ここは要注意ポイント。しかしカウンターライニングの耐久性はともかく、底部は荒れ・汚れが一切見られないので、相当な年数持つんじゃないかと思う。

 

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言うてもたったの1年。まだ始まったばかり。10年、あるいは20年持つかはこれからの行い次第。まだまだ履きます。

 

 

神定期