今週買ったウエストンの598を履き下ろした。
一粒万倍日とか、縁起云々を一切気にしないタイプ。思い立ったが吉日。ちなみに今日は仏滅、知ったこっちゃない。
ツルン。
一応、プレメンテと称して簡単なケアは行なった。
軽くステインリムーバー→コロニルの1909シュプリームクリームデラックス→シュプデラ→モウブレイのアニリンカーフクリーム→シュプデラ
日を分けつつ、上記の順で微量を重ね塗り。間にアニリンカーフを挟んだのに理由はない、そういえばこの革はアニリン染めだったことを思い出しただけ。別にシュプデラでも染みたり色が濃くなったりはしなかったけれど。一応、ソールモイスチャライザーも入れたけど、新品のツルツル革底に浸透しているのかは分からん。
日差しの下で革を温めるのが好きなのよね。リゾルト711も、それなりに色が変わってきたでしょ。
過去に足を苦しめまくった経験からハラハラしていたが、分厚いソールとクリームを入れまくってもなお硬いアッパーの割に、意外と返りが良くて歩きやすい。
少し張りはあるものの、全方位から適度なテンションで足を包んでくれるおかげで履き心地はマル!さすがに30分ほど歩いた時点で右踵が熱くなってきたが、試着時より遥かにラストが合っていると感じる。やっぱりタンパッドは要りそうだけど。
最初はドキドキするけど、終わってしまえば(最早どうしようもできないので)どうでもよくなるシワ入れ。
私はペンとか棒を使わず、マイケル・ジャクソンの気持ちでエイヤッ!と爪先立ちでシワを付ける。経験上、なるべく革を柔らかくした方が細かく綺麗なシワが入る気がしているのでクリームは多めに入れているが。
今回、左足は驚くほど綺麗に仕上がった。細かな線が集合し、緩やかで浅いソフトなシワが出来上がった。シューツリーを入れたら消えるタイプ。ボックスカーフの641に匹敵する、あるいはそれ以上のシワ。
右足ィ!(マイルズ・マイコラス)
やはりとも言うべきか、革がウネウネしていたインサイドの部分に細く・深いバキバキのシワが入った。いわゆるダンボールシワと呼ばれるタイプ。甲とアウトサイドはめちゃくちゃ綺麗で、なんなら左足より繊細な入り方なので、余計に目立つ。土踏まずの部分もバキバキの3本線が入ってアディダス化。
手で触るとベコッと凹凸を感じるので、ここからダメージ入るよな…と若干心配に。均一な力で革が引っ張られていないので、屈曲時に力が分散せず一極集中するんだろうな。これは革質というよりは作り込みの問題だから、この個体では防げなかったと思う。いや、別に仏滅だからとかじゃないから。余計なこと言いなさんな。
おふぃすかぶさん、革靴に興味を持ち始めた当初は狂ったような記事を読み漁っていたな…笑 改めて大切な考えを思い出しつつ。
履き出した直後はゲ〜ッと思ったけれど、帰る頃にはシワなんてどうでも良くなっていた。
革質、履き心地、見た目、全てに満足しているし、上から見る限りは全く気にならない。なにより、手入れ(≠ビカビカに磨くこと)がされた靴って、シワとか傷とか色ムラとか全然気にならなくなるぐらいのオーラが出るのよね。4年履いた641はその次元に入ってきたなと思う。598もそうなるよう、適度な距離感でケアしつつ自分の物にしていきたい。
ケチなのでシューツリーは流用。おつかれさまでした。
まだまだ他人行儀なDay 1、とりあえずコートを着る季節までには「ちょっと疲れるけど一日は履ける」ぐらいの状態にならないかな…どうですかね…