スマホ版のドラクエ3に興じていたところ、トランペッター、ロイ・ハーグローヴ氏の訃報が飛び込んできました。
My heart again is broken by news of the trumpeter jazz king 👑 #royhargrove passing on. #rip from his album #tenorsofourtime which my friend @egeezey lent to me, I was captivated by Roy’s… https://t.co/Exms9fzGz3
— Keyon Harrold (@keyonharrold) 2018年11月3日
昨年のブルーノート・ジャズフェスにはRHファクターが出演予定でしたが、フェスごと中止になってしまったため、生で聴くことは一度も叶いませんでした。
[追記:]と、思っていましたが、そういえば大阪で開催されたインターナショナル・ジャズ・デイ2014にロイハーも参加していました。といってもチケットが高くて買えず、会場の外からなんとか見える位置を探して、音漏れを楽しんだだけですが。当時はロイハーのことを認識していなかったので、ちゃんと聴いておけばよかったな…と後悔しています。
洒落散らかした(この言い方好きだな)音楽が巷には溢れまくっていますが、RHファクターをはじめとするロイハーの演奏を聴くと、途端に他のものが野暮ったく思える。それぐらい、洗練されていて、丁寧で、そして何よりグルーヴィー&ソウルフル。
個人的にはサイドメンとしての印象も強く、ジョン・メイヤーやディアンジェロの諸作品で聴ける、多重録音によってベッタリと厚塗りしたホーンセクションの音が大好物でした。特にディアンジェロの音楽は、スモーキーなトランペット1本でホーンセクションを完結させたからこそ、あの雰囲気が出たのだと思います。(サックスをやっている身としては悔しいけど)
享年49。若いなあ。
病気で一時は歩くのも辛く、座りながらトランペットを吹いていたと聞きます。
[追記:]腎臓を悪くしており、人工透析を受けるための入院中に亡くなったそうです。ドラッグの影響かは不明です。不確かなコトは言わないほうがイイかも。(↑の文もチョット編集しました。)
天国にはクリフォード・ブラウンもマイルス・デイビスもいるんだし、トニー・ウィリアムスがいればジョージ・デュークもいる。トラッドなジャズもファンキーなソウルも演奏し放題ですな!きっとクリフォードやリー・モーガンも「こんな上手いヤツがいたのか!早死にするんじゃなかったぜ!」とビックリすることでしょう。歩行を支える杖も、天国ではきっと要らないはず。
僕も数十年後にはそちらへ逝くつもりなので、現世で観れなかった分の公演を観まくろうと思います。それまではレコードやビデオに残った演奏で我慢することにしましょう。
#RIP #RoyHargrove. A young master and friend gone too soon. Thank you for the music. You will be missed. pic.twitter.com/NPpiP9xX3n
— Blue Note Jazz Club (@BlueNoteNYC) 2018年11月3日