1か月ぐらい前の話ですが、ツィードのジャケットを買ったんですよ。800円。
Kent In Traditionだって。
半世紀前にアイビーブームを牽引したブランド(Kent)で、今はイトーヨーカドーがライセンス品を販売してるんだとか。なんでしょう、サックスで言えばSelmer U.S.A.みたいなものでしょうか。皆が想像するプロプレイヤー御用達のH.Selmer (A.Selmer)と起源は同じだけど、今は全く別の会社。
ジャケットのラペルにはラペルホール(フラワーホール)なんてものがあって、装飾品を着けたり着けなかったりするそう。スーツを着る習慣がほとんど無かったのでラペルホールの存在にはほとんど意識が向いていませんでした。テレビ越しに見る弁護士や警察のバッヂのイメージが強い。
このツィードのジャケットは当然、オンの場で着るモノではないので、ラペルピンで色々遊ぶのはアリだなと気付き、先日、東京タワーへ登ったついでに東京タワー型のピンズ(ピンバッヂ)を買ってみました。
(東京に住んだことは一度もないのに…)
ピンズは観光地であればほぼ100%売っているし、数百円で買えるので、行く先々で集めてみるのも面白そうです。
そういえば母は陶器製の指ぬきを集めるのが好きで、実家のリビングには専用ケースに収められた沢山のヨーロッパ製のソレが飾られています。
そうそう、こういうやつ。
近頃は趣味らしい趣味も持っていなかったので、自分の中にプチ・楽しみを持つのは悪くないことです。記念すべき第一弾の購入場所が日本の首都・TOKYOというのも、なんだかそれっぽい?
しかしコレは、ちょっとアレだ、なんだ、東京オリンピックの協賛みたい。
自分のトレードマーク的なピンズがいつも胸元で光っていたら面白いんだろうけど、個性をビンビンに意識しているうちってナントナク小っ恥ずかしい。セブンルールなんて洒落散らかしたTV番組もあるように、マイルールなんて言葉が流行っている(?)けど、一朝一夕で身につくものはマイルールでもなくタダのマイブームでしょう。
(セブンルールに出ている人たちの芯の通った生き方は好きですが、セブンルールに感化されてカッペカペにカッコつけた生活を送っているような人は苦手です。それ、15年後も同じことやってる自信ある?そもそも、#ていねいな暮らしって何やねんな。そんなこと言うて、自分「丁寧」も漢字で書けへんのとちゃうか?)
しかし、ジャケット代(800円)より、クリーニング代(500円)+ピンズ代(540円)の方が高くついちゃったな。
ま、それもアリかな…