連休の頭、東京に赴いた。
前回の日記でも書いたように、妻が友人の結婚式のため横浜に行くというので、付属品として一緒に上京した。
お昼ご飯は目黒のwellkにて。Instagramでは人気らしく、並ぶのも覚悟したがお盆のためかスンと入れた。
静かな雰囲気、優しい味わい、とても美味でございました。
満足のうちにお店を出たら、謎の老婆に話しかけられた。「ここは美味しいの?」「私ね、この辺に42年住んでるんだけどね」「武田鉄矢も住んでたんだけど、本当に評判は最悪だったの。ふんぞりかえってね、娘2人も天狗」「あなた方は結婚してるの?まぁ!それはよかった、私ね、顔を見たら分かるのよ。2人の相性で結婚しなさい、よしときなさいってアドバイスしたらその通りになるの」「子供はまだ?早めに産んでね、女の子を2人!うふふ」
うるさすぎるだろ。
君ら"大阪のおばちゃん"ってこんなんや思うとるやろ?ワシ奈良に14年、大阪に6年、神戸に3年住んどるけどやな、こんなナチュラルにド失礼な老人には一度も遭遇したことあらへんよ。最初はフレンドリーな婆さんや思うて、社会性の高さを発揮しながら笑顔で応対してたけど、途中から真顔で苦笑いするだけなってもうたわ。
あと、子供を産み育てるかは私達の勝手ですからね。無論、妻とは「有難いことに自分と血を同じくする子に恵まれる機会があれば、それは是非に。出来なければ、それはそれで人生やっていこう」ということでコンセンサスは取れてるけど、もし私や妻が不妊治療の最中やったら失礼を承知のうえでドツキ回してたかもしれん。
子供に対して今すぐにでも!という気持ちになってへんのは、今の我が家の年収で受けられる保障の少なさ、税金で持ってかれる額の多さから将来像がボヤけているからやぞ。お前ら世代が作り出した社会に対して無限の責任を負おうとは思ってへんからな。シバくぞ。あと武田鉄矢は関係ないやろが。
夕飯は神田のSta.にて。こちらもInstagramで人気らしい。
川沿いの高架下を改造したシックな作り、店内も明るすぎず暗すぎずで雰囲気良く、料理もカジュアルで楽しかった。
向かいの席で初対面?の男女が減らない料理を前に探り合いの会話をしている中、惣菜盛りとカルパッチョと水餃子と唐揚げと豚カツとおにぎりをガハハと平らげる我が家。大阪にも出店してくれないかな?
食後、駅まで歩く途中の高架下でドラマ?映画?の撮影が行われていた。スタッフの多さ、機材の豪華さ、ズラッと並んだロケバス?から明らかにカタギの撮影ではなく、おそらくは本格派。スタッフによるリハ中で俳優はいなかったものの、東京っぽいな〜と。大阪ではあんまり観ない光景かも。
東京で疲れた昨日を受け、人が少ないことに期待し、今日は横浜(みなとみらい)に来た。
電車に乗る直前、駅のホームでお婆さんが苦しそうに倒れ、ご家族?を含めた周りが慌ただしく応対していた。駅員も駆け付け、救急への連絡も終わっていたらしく、私は特に出来ることが思い浮かばず、電車に乗り込んでしまった。
その後お婆さんがどうなったかは分からないが、逃げるように立ち去った自分が急に恥ずかしく思えてきて、そのまま車内で市の救命講習に応募した。
もちろん、胸骨圧迫や回復体位、AEDの使い方などは教わっているし、少しは分かっているつもりでもある。しかし、医療従事者ではない私がああして現場でサッと身体を動かせるようになるには、より深い知識と繰返しの練習による流れの習得がマストなのだと思う。そりゃ、街中で見知らぬ誰かを救えたらカッコいいけど、それ以上に身近で大切な人が倒れたりした時に1秒でも立ち尽くしてたらイカンやないですか。すぐ動ける自分でありたい、そう自覚した。
…救命の話はさておき、横浜は人が少ないという読みは完全に外れた。ちょうどこの3連休、みなとみらいでポケモンの世界大会が開かれており、人・人・人で埋め尽くされてらぁ!
めちゃくちゃ人は多いし、やること全然ないし、あちこち歩き回ったりショップを覗いたら、色々と時間を潰すも中々に厳しく…
渋谷ではナンパを仕掛けるのか追い抜きざまに女性2人組の顔を見て「ダメかも」と笑ってる最悪な男女グループがいたり、みなとみらいではピカチュウ色の髪をした(ひったくりと思しき)男が全力疾走していたり、いろんな情報が飛び込んで疲れ切ってしまった。妻との合流を待ちつつ、カフェで座ってポカンとしております。(このエントリも今書いている)
明日は家で寝転がっていよう…