FoxfireのサプレックスガイドベストIIを購入した。"フジロックは手ぶらで行きたい作戦"においてカギと(勝手に)睨んでいた、ベストというアイテム。
フィッシングベストをはじめとする多機能ベストのアリナシ判定は一時期盛んに(?)議論されていたが、私は好きなものを着たら良いと思う。そもそもNG判定を出すタイプの人と、ファッション面での好みが重なることは無いだろうからね。
オリーブっぽく見えるけどチャコール。
Foxfireのアウトドア系ブランドにおける立ち位置は詳しくないけれど、こなれた見た目×こなれた価格で悪いイメージはない。特にグレージュ、カーキ、チャコールのようなアーシーな中間色が可愛いなと思う。大阪のルクアイーレでは横並びに出店しているFoxfireとSnow Peak、ブランド戦略はオーバーラップしている印象を受ける。
フェス+日常使い出来るベストを探すと、まずコロンビアがフェス用に開発したグリーンパインズベストに行き当たった。HPの着画は抱っこ紐やパラシュート(?)みたいな垢抜けない雰囲気があったものの、実際に着てみた感覚は上重心で悪くなかった。TC素材のガッシリ感が強く、もっと土臭くて良いよなとも。
逆にPFGラインのヘンリーズフォークベストはガチンコのフライフィッシング用途で色々と高難度。2018年ごろに出ていたマウンテンリサーチとのコラボ物が完璧なんだけど、当然もう売ってはいないので…
ほとんどの時間、サングラスは掛けているだろうけど…
フォックスファイアのベストも幾つか種類がある中で、これはガイドと名がつくように陸向けのトレッキングタイプ。釣りをやるうえで便利になりそうな機能はついていない、らしい。釣りをしないので分からんが。
機能面で特筆すべきなのは、外に10個、内に2個、合計で12個もあるポケット。スマホ、財布、カギ、モバイルバッテリー、消毒ジェル、ハンカチ…とりあえず思いつくものは一通りポッケに突っ込める。ポケットの付き方は左右対称で、ギア的なガチャガチャ感は少なめ。
左胸には地味に便利なサングラスホルダー、右胸には使い道に悩むDカンが付いている。コットンライクな軽い生地感のサプレックスナイロンにつき、なんでもかんでも入れすぎるとダラけるので要注意。
ラルフのタータンチェックと合わせると、ビジュアルは純然たる"おじさん"である。
少しだけ大きめのサイジングで、いつもの格好にチョイ足しで具合良し。なんといってもカバンを持たなくて良いのが楽。純白ではない何某かのセメントorオフホワイト系のロンT、何某かのブーニーハット、ギュパールのサングラス、ファミマのナイロンショーツ、何某かのウールソックス、ロシアントレーナー…多分フジロックはそんな感じです。
写ってないけれど、左右の腰回りにスナップボタンが付いていて外すとサイドベンツっぽくなる。ビデイルみたいな。
背面はポケット…ではなく、ジッパーを開けて表地を外すことで通気性の良いメッシュ地に切り替え可能。実際に外して使うかは別として、きっと涼しいんだろうな。
フォックスファイアに限らず、品番によっては背面に大型ポケットが付いているベストもある。カメラベストなんかは三脚が入るらしい。フェスに行くにあたって、レインウェアやチェアを収納できるのは便利そうだなと思いつつ、背中の蒸れを回避するなら「何も背負わない」のが正解だろうか。
ガイドベストIIは胸元に大きなポケットがあり、片胸ずつにレインシェルとレインパンツを収納できないか…と画策したが、気まずいくらいのボインになったので諦めた。着画はありません。
じゃあ、結局バッグいるんじゃん。手ぶらで行く話はどこいったんだ。難儀である。担ぐならモンベルのULバッグ(大)か、メッシュギアコンテナ20,35あたりだろうか。
まだ買い物は終わらんようなので、しばしお付き合いください。