ふとした時に、観たくなる動画があります。
momondoという旅行検索サイト(トラベルコのようなものでしょうか)が実施したキャンペーンの概要を収録したミニ・ドキュメンタリー。
「自分のルーツはどこにあると思うか?」という主催者の問いかけに対して、参加者は「出身国の血が100%流れている」「私の国が世界で最も優れている」と誇らしげに、少し刺々しく語る。
ところが、自分のルーツを探るためにDNA検査を行ってみると、ドイツを毛嫌いしていたイギリス人にはドイツのDNAが5%、トルコ(政府)を嫌悪していた人には東欧のDNAが、純血だと信じていたベンガル人にはイギリスのDNAがetc…
自分は思いのほか多くの大陸・国・地域のDNAで構成されていることを知り、参加者は一様に驚く。
最後には主催者が「では、あなたのルーツであるそれらの国へ、旅してみたいと思いませんか?」と尋ね、皆が「もちろん!」と叫ぶ…という、なんとも旅行会社らしい広告。
(まぁ、本当は役者・劇団員たちが、ある程度決まった台本に則って''演じて''いるんだろうけど…)
この動画の中で、参加者のフランス人女性(イギリス系32%、イタリア・ギリシャ系31%だと発覚)が言った言葉が、個人的に好きです。
「ふとした時に…」と冒頭で述べたけど、正確に言えば、ヘイトスピーチ・レイシズムの類を見かける度に、僕はこの動画を観ます。
別に反レイシズムを掲げたいわけでもない(寧ろ社会・政治へのアティチュードを大っぴらにすることを僕は快く思わない)ですし、逆に人類みな兄弟!なんて地球規模なことを言いたいわけでもなくて。
自分は、自分が思っているほど常に正しいわけでもない…当たり前の当たり前の当たり前の当たり前…でも、たまに忘れちゃうことがあるよね~。気をつけていきたいよね~。
以上、路上教習(2回目)にて、信号機の確認を見誤り赤で発進しかけた私でした。ちゃんと前だけを見ようね~。