365日をJ棟で

大学院生の諸々日記。なるべく、のんびり。

Robert Glasper Trio @ Billboard Live Osaka (2019/1/9)

お恥ずかしい話ですが、先日、初体験したんです。

周りのみんなは、大学2,3年生でとっくに体験して気持ちよくなってるのに、僕だけ中々まだ体験してないとは言えなくて、気がついたら25歳になっちゃってて… 

 

あ、ロバート・グラスパーの話です。

 

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(反射するアタクシ…)

 

ロバート・グラスパー・エクスペリメントロバート・グラスパー・トリオR+R=NOWなんかで定期的に来日はしているんだけど、そのたびに「ま~、なんやかんやで次回でもいいかな~」なんて思っていたら、4年ぐらい経っちゃって。

幸運が重なり、ビルボード大阪公演の1stセットを観れることに。

 

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ロバート・グラスパー・トリオとしては''いつメン''になりつつある、このメンバー。

ベースにヴィンセンテ・アーチャー。パッと思い浮かぶのはダニー・グリセット(pf)やマシュー・スティーブンス(Gt)との共演。ナウいジャズにおけるファーストコールの1人でしょう。

ドラムにダミオン・リード。個人的な思い出はサックス奏者、ユーレ・プカルのリーダー作''Abstract Society''。

Abstract Society

Abstract Society

  • Jure Pukl
  • ジャズ
  • ¥1500

ヴィジェイ・アイヤー(pf)も参加しているこのアルバムではデッケンデケンにドラムをシバき回していたので、比較的清楚(?)なグラスパーとも演るんだ~、という印象。

さらに4人目のメンバーとして、DJ ジャヒ・サンダンスが参加。ジャズトリオにDJとは…という感じもあって、少しドキドキ。

  

 

グラスパーはサンプリング&ループされた往年の名ピアニスト達のような分厚く複雑な和音+洗練されたタッチのピアノ。ヴィンセンテはATCQの"The Low End Theory"におけるロン・カーターや、コモンの"Be"におけるデリック・ホッジを彷彿とさせる、盤石のウッドベース

そこにチッキチー♪チッキチー♪というシンバルレガートが乗ってきたなら、「なるほどジャズだね」と感じるのですが、ビートメイカーの役割を担うダミオンは16ビートであったり、超重量級のブレイクビーツを乗せてくる。「あれ!思ってたジャズトリオじゃない!?」という違和感が面白くて面白くて、開演直後から一気にグラスパー・ワールドへ突入。クリス・デイヴ、ジャスティン・タイソン、マーク・コレンバーグといい、グラスパーはドラマーの選出・取り扱いが上手い。

そいでもって、3人が生演奏で作るビーツの上にDJジャヒがサンプリング・チョップしたボイスを散りばめ祭。ジャズにおけるボイスの挿入は今日では当たり前になりつつあるけれども、好き嫌いが激しく分かれがち。
(ニア・フェルダーの''Golden Age''や、マーカス・ストリックランドの''Twi-Life''シリーズ、僕は大ハマリしましたが世間的には賛否両論)

その声で歴史を作り上げてきた人物(歴代大統領・活動家etc...)の声は特にサンプリングの対象になりやすいですが、そういった人たちの声色は、楽器の音色の聴こえ方にまで影響を及ぼすような気がします。バンドサウンドにスパイスをひとつまみ、という意味ではDJジャヒの参加は大正解であるとも言えますし、ライブを通してボイス込みで楽しめました。ところで、最後に日本人女性が音楽・芸術について述べるボイスが流れていたけれども、あれは誰の声だったのだろうか。

今回のトリオはカロリーたっぷりのB級グルメ!というよりは、一つ一つの音をよく噛み締めて味わうような、丁寧にパッケージングされたステージ。
バカ食いしたいぜ!という気持ちで望んだ胃袋の満腹度は100%ではなかったものの、単なるジャジーヒップホップの枠に留まらない一大ムーブメントを起こした張本人の生演奏は、やはりグッとくるものがありました。

2019年、音楽関連も幸先の良いスタートを切ってマス。

 

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そうそう、トリオといえば、4月にはチック・コリアのトリオが来日します。

ちょうど研修で一時的に東京暮らしをしている期間なので、仙台住みの友人を誘って観に行くことにしました。

リーダーのチック・コリアもさることながら、クリスチャン・マクブライドブライアン・ブレイドの組み合わせもアツい。

今から既に楽しみでありやんす~。