365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

我々がコルトレーンを覗くとき、コルトレーンもまた聖者になりたがっているのだ。(Ben Solomonについて)

いやぁ、タイトル、適当すぎるでしょ。

 

YouTubeを転げ回っているうちに見つけた動画をご紹介。

 Ben Solomon(ベン・ソロモン)という若手サックス奏者のライブ映像です。

 

 

アブストラクトな激しいフレーズはさておき、この音色!

 

ジョン・コルトレーンと瓜二つ。

 

 

シーンの最前線で活動しているトップミュージシャンを含め、テナーサックスを持ったことのある人のほとんどが一度はコルトレーンサウンド憧れ試行錯誤し、そして夢破れた経験をお持ちかと思います。

僕もかつては、あのボロレ~♪ノペ~♪ポ~♪みたいな音を出してみようと、頑張りまくっていた時期もありました。

しかし、人にはそれぞれ生まれ持った声があるように、楽器も自分にしか出せない固有の音色があるものです。

「どうやったって、ああいう風にはなれないな」と気付くことによって、自分の個性が芽生え始める。

 

そう思うのですが…

 

このベン・ソロモン、コルトレーンと真正面から向かい合っておりまする。

 

アントワーン・ルーニーなど、コルトレーン風のサウンドを持ったテナー奏者はたま~に聴いてきたのですが、ここまでサウンドが似通っている人は初めてかも。

レジェンドプレイヤーに似ている=音楽的に優れているかどうかは、人によって大きく意見の異なるトコロだと思いますので言及はしませんが、こういう人が出てきたか~!という印象です。

 

検索しても正確なプロフィールが出てこないのですが、「2010年に16歳」「5年前に19歳」などの記述から、おそらく現在は24(or 25)歳。あ、僕と同い年…

すでにチック・コリアスティーブ・ガッド、ランディー・ブレッカーなどと共演済みということもあり、業界内での注目も高まっている予感。

いちリスナーとして、自分と同世代のジャズメン達の動向はとても気になるところ。

ベン・ソロモン、要チェック人物です。