「好きなコンテンツに対して、自分の好みに合わないと感じ始めたら、自分はその対象から既に外れている」
僕はT-SQUARE(旧THE SQUARE)(以下スクェア)が大好きでした。いや、過去形なのも変か。ここ1年でほとんど聴かなくなってしまったけれど、今でも好きです。
先日、勢いで''お遊びバンド''を組むことになり、スクェアの曲を演奏することになりました。久しぶりに曲を漁っていたら、懐かしさがこみ上げてきたので、プチ感傷に浸っています。
完全に自己満だけれど、自分の半生に影響を与えたスクェアについて、振り返る日記。
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1993年11月21日
きゃっぷ、誕生。
1993年 ~ 2005年
サッカーやバスケットボールなど、音楽とは無縁のスポーツ少年。車の中ではいつもスクェアやカシオペア等、80年代の音楽が流れていた。スクェアのBreeze And You、カシオペアのThe Soundgraphyがお気に入り。
2006年 ~ 2008年
中学校へ入学。吹奏楽部へ入部。スクェアの伊東たけしに憧れ、楽器の配属でアルトサックスを希望する。が、テナーサックスになる。楽器を始めたことで、スクェアの曲やサウンドを気にするようになる。
YouTubeの登場により、本田雅人と宮崎隆睦というプレイヤーの存在を知る。テレビ番組「音遊人」でデビュー30周年を迎えたスクェアが特集され、ワンセグ(死語)に録画したものを何度も観る。
2009年
高校へ入学。入学祝いでEWI4000sを買う。家で往年の名曲を練習しまくる。もう吹奏楽はやめて、バンドでサックスやる!と決めていたものの、軽音楽部の部室に向かう途中で吹奏楽部に捕まる。
初めてスクェアの新譜''Discoveries''を買い、母親と共にコンサートツアーへ参加。生で観るスクェアに感動。神戸で開催される年末のライブにも参加。
2010年
コンクール前。部活の雰囲気が最悪で''時間旅行''のコンサートツアーに参加出来ず。年末のライブには参加。
2011年
部活を引退。定期演奏会の前日、奈良の小さな小さなライブハウスでギターの安藤正容さんと御厨裕二さんがライブをするとのことで、練習終わりに制服姿のまま駆けつける。大学ノートに貰った2人のサインは家宝。
受験生でもコンサートツアーには行く。年末のライブはエンチケ(倒産)を使って自宅鑑賞。大学受験で盛大にスベる。
2012年
浪人生でもコンサートツアーには行く。''Wings''のリリースツアー、The Bird Of Wonderを生で聴いて泣いてしまう。流石に年末のライブは行かなかった。
予備校では友達を作らない主義だったので、通学時間や自習時間で狂ったようにスクェアを聴く。
2013年
大学に合格。ジャズ研に入部し、それなりにジャズにのめり込んでゆく。
この年はスクェアのデビュー35周年。豪華メンバーでのコンサートツアーに加え、歴代メンバーが勢揃いした35周年記念コンサートが開催される。フェスティバルホールで行われた大阪公演、なんと母と最前列を確保。後に発売された映像にガッツリ映り込んだうえ、来場記念でスタッフロールの一番上に名前が乗ってしまう。
2014年
一人暮らしを始めたことで、一番の話相手だった母と離れてしまう。
ジャズ研でスクェアのコピーバンドを結成。学祭、定期演奏会でCONTROL, OMENS OF LOVE, TAKARAJIMA, TRUTHを演奏。今聴き直すと勢い任せにすぎない演奏だけれども、大ウケした。初めてスクェアの曲をバンドで演奏出来て、最高の気分だった。
コンサートツアー、年末のライブに参加。坂東慧さんのリーダーバンド、Bando Bandのライブにも参加。この年リリースされた''NEXT''は何気にお気に入り盤。
2015年
周りが現代ジャズにハマり始めたことで、自然と影響を受ける。エリック・ハーランドやブラッド・メルドー、ミゲル・セノンなど、今でこそ知ってて当たり前のアーティストたちに触れ、みんなで衝撃を受ける。スクェアの影が薄くなってゆく。
コンサートツアー、年末のライブに参加。年末のライブではドラムの坂東慧さんが最近「ゴスペル・チョップス」なるものに影響を受けているという話をMCで聞く。後から知ったことだけれど、坂東さんはロナルド・ブルーナーJr.やクリス・デイヴからも影響を受けているらしい。
この頃から、坂東さんと他のメンバーの間で音楽に対する姿勢がズレてきているような気がして、少しスクェアと距離を置くようになる。
2016年
完全にジャズに傾倒してしまう。自分の中で「カッコいい」の定義が大きく変わってしまい、どうしてもポップさが目立ってしまうスクェアへの関心がかなり薄れる。
親が買ってきた新譜''Treasure Hunter''も2017年9月現在、まだ聴いていない。EWIもシェーマス・ブレイクやマイケル・ブレッカーのコピーがメインになる。
2017年
2016年に同じ。新譜を買ったかどうかも知らない。
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こんな感じで、最近はスクェアへの気持ちがフェードアウトしていました。
でも、こうやって当時を振り返ると、スクェア一筋で生きていた頃のことを思い出して、なんだか温かな気分になりました。
これかも定期的に聴くか~、コンサートツアーにも行きたいな~、来年は40周年だから記念コンサートはあるのかな~、また最前列で応援したいな~。
ちなみに、冒頭で述べた新バンドではEWIではなく、ベースを担当します(笑)