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サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

日記ちゃん。グッドなサウンズ。(2025/5/20)

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京セラドーム大阪にて、サザンオールスターズのコンサートを観た。

初サザン。ファンクラブ会員の義母にチケットを取ってもらい、義母、妻、義兄、私の4人で行った。不思議な組み合わせだが、実はこのメンバーでフェスに行ったこともある。

 

京セラドームに野球以外で行くのも随分と久しぶりだったが、まるでキャパ1,000人のハコと同じぐらいのリラックス感で、登場SEもなくステージに上がるメンバーにまず感激した。いやいや、ここ4万人が入った会場だぜ。

そして一礼してから、一曲目にいきなりのバラード。痺れた。

一般的にドーム公演ともなると、照明が落ちて静かなSEや環境音から始まって何かしらの重低音がゴゴゴ…と地面を押し上げて、2,3分のオープニングから幕が下りてイェーイ!…みたいな感じを期待するじゃない。

去年のサカナクション(turnツアー、大阪城ホール)で開幕にバンドの帰還を表したビデオから"Ame(B)"の打ち込みが轟音で始まり、岩寺さんの空気を裂く強烈なギターと共にバンド演奏が始まるのが衝撃的な良さだった。大学時代、京セラと東京ドームにも行ったことのあるAKB48グループの"Overture"始まりも良いよね、今もそうなのかな。

なので、今回のSEなし/バラードという始まり方には良い意味での肩透かしを食らって印象に残りまくっている。この"何もしない"という余裕はサザン級の風格があるアーティストじゃないと出せないよなと…(ただし以降の演出には億単位のお金がかかってそうなぐらい豪奢だった)

 

公演については、今年出たアルバム"THANK YOU SO MUCH"を冠したリリース記念ツアーだった。アルバムからは一曲を除き全曲やったかな。旧曲は地上波で歌うレベルの曲ぐらいしか知らなかったので、前半はあまり聴いたことのないナンバーの連続だった。

感激したのは、これだけ時代を超越して愛される曲を70年代から生み出しているにもかかわらず、今年出たアルバムでも未だ衰えずに「愛されるポップソング」を生み出しているところだった。新旧の楽曲がシームレスに繋がっていて、サザンオールスターズという世界観が高クオリティで一貫している、といえばいいのだろうか。

↑に貼った、"恋のブギウギナイト"や"夢の宇宙旅行"あたりも素晴らしいし、結成50年を控えているのにまだ全曲大当たりのアルバムが作れるんだ…という畏敬の念。アルバムを聴くと、さすがに桑田さんや原さんも声はケロケロに加工されきっているな…と思うも、ライブ中はほとんど気にならないレベルだった。

 

もちろん、終盤のヒットソングゾーンもめちゃくちゃ楽しかったし、会場の割れんばかりの盛り上がりといったらもう。

一昨年はスターダスト★レビューの公演も素晴らしかったし、規模感こそ違えどベテランバンドが持つ力量や余裕は、今のアップカミングなアーティストとはまた違った楽しみがあって良い。サザンやスタレビ視点ではやや後輩だが、ORIGINAL LOVEも燃えるように楽しいしね。

いやはや、初サザンは最高の体験でした。さて、今週も有給取って(それこそ絶好アップカミングの最中にある)TOMOOちゃん観に行きます。初の武道館、ワクワクだな〜。