引っ越しを機に、家具を新調しまくった。
9割の家財道具は恋人と相談しながら決めたものだけど、椅子に関しては自分の好み100%で購入した。無印良品のオーク材ペーパーコードチェア。
ペーパーコードの座面はカッチリしつつも沈み込みがあるので、お尻にとても優しい。張り替えもしつつ、長いこと使っていきたい。
ペーパーコードといえば、カール・ハンセン&サンのYチェアはもちろん考えたし、長い目で見ると良いお買い物だなと今でも思う。あまりにもアイコニックなビジュアル故、いざ自室に置くと異様に浮いた一点豪華主義の部屋になりそうなので買わなかったけれど…デザイナーズの家具を蒐めるようなつもりも(今は)無いので、なるだけアノニマスな範囲で好きな物を並べたい所存。
肘置き&背もたれ等、細部の造形は全く違うが。
とはいえ、このチェアも言ってしまえば意匠はハンス・ウェグナーのザ・チェアから思いっきり拝借しているわけで…こういうインスパイア系に対する心構えは悩ましい。
全部NG!ってのを突き詰めたらオリジナル以外は何も手に出来ない、でも明らかにアカンやろと直感が騒ぐ盗用は許せない、そういうフワッフワな食パン並の基準から導いた「なんとなくOK」の中で生きておるわけです。
基準は人それぞれ異なるのだから、他人の所有物がパクりだからといってアレコレ糾弾したくはないし、出来れば私もされたくないことを願う。でもやっぱり某インフルエンサーモールでCT70やタビシューズの粗悪なパクリを売ってる奴はカスだし、買う方も大概だとは叫びたい。
(言っちゃったよ)
無論、同じ物を選ぶほうが楽だしシャン!とした統一感が出るのは間違いないけれども…
併せて買ったテーブル、もう一脚のチェアとの相性も良い。どちらもunicoで購入。ラウンドダイニングテーブルと、ハイバックチェア。
ダイニングチェアって同じものを人数分だけ揃えるという先入観があったけれど、unicoのスタッフから別々で買っても色味が極端に違わないかぎり問題なくハマりますよ、と言われてハッとした。
おにぎりを2個買う時に別々の味を選ばなければならない決まりはない、という縛りの逆バージョンを自らに課していたのだ。個人的に塩むすびを2個買うのが最高です。
無関係なアジフライ。
8年間続けた一人暮らしは地面に座ってローテーブルで食事を摂る…という生活だったため、椅子に座って広いテーブルでご飯を食べられる、というのはQOLを著しく向上させるなと。
生活を楽しくする愉快な家具は他にも沢山買ったけれども、それはまた後日に紹介するとします。なんせ全部が可愛いので…いくら汝らが興味なくとも私は書きまぁす!