人気が沸騰しすぎて逆に要らなくなっていた+J、本日が発売日。
唯一、手にしたいと思っていたオーバーサイズのシャツは旗艦店で無くとも取り扱っているので、通勤定期の範囲内で行けるユニクロに足を伸ばして買ってきた。
UNIQLO +J スーピマコットン オーバーサイズシャツ(長袖)
本命は切り返しの入った、ギャルソンシャツを彷彿とさせるブルーのストライプシャツだった。しかし実物を見れば見るほど「ギャルソンで買えばいいのでは?」となったため、しげしげと眺めたのちラックに返却した。もっと言うと、他人と被った際の盛大な気まずさに耐えられる気がしない。
現ジル・サンダーのデザイナーの真似がしたくてジル・サンダー(本人)の力を借りる、文字にすると意味不明。
言うとダサい話だけれども、個人的にルーク・メイヤー氏や山口一郎氏のコスプレがしたく、黒を選んだ。黒は切り返し部のデザインが目立ちにくく、比翼仕立ても相まってミニマルが極まり、まさに"着るだけミニマリスト"の様相を呈している。生地も前コレクションの様な透け透け変態シャツからは程遠く、それなりに厚くハリハリしている。少しトーマスメイソンっぽくもある。そしてボタンは黒蝶貝?高瀬貝?比翼なので目には入りにくいけれど、非常に嬉しいディテール。
サイズ表。
Sサイズは全カラー全滅、Mも残り1,2枚。それなりの大きさを誇るサンリミットのボックスシャツですら、スペック上では+JにおけるレギュラーフィットのLに相当するサイズに過ぎないので、オーバーサイズのLとなると結構大きい…あれ、全然大きくねえじゃん!僕の感覚が麻痺したとかでなければ、普通にサイズ通りのデカさ。そないビビらんでも"そういう系のシャツ"が好きなら着れる着れる。洗うことで僅かに縮むことを考慮すると、非常に好ましいサイズ感。
サンリミット(78cm)と比較した時に、+J(84cm)は思ってるほど長くはない様に感じる。
ムジラボのダウン(再販されたよ)から裾をチョイ出しするには丁度いい丈だけど、黒だと色が被って全身黒黒マンになってしまう。白やストライプを選んでいたら、冬の登板回数はめちゃくちゃ多かったろうなと思う。うーん、でも特別コレクションは未来永劫買い続けられる訳じゃないし、大して争奪戦にならないアイテムを1点だけポンと買うぐらいの距離感が最も楽しい気もする…
取扱店舗も多く、殴り合いにならずとも買える商品ですので、記念におひとついかがでしょう。
追記:水通しを行ったところ、吸水した状態ではパッキパキに硬い手触りだった。17SSのユニクロUで出てたタイプライター生地のワークシャツを思い出すパキパキさ。どんな糸で、どんな番手なのか気になるけれど、もちろん業界人の知り合いがいるわけでもないので…