洗うわよ!
結局、88cm→83cmに裾上げしました。
理由は…洗いたいから。
インチアップで穿くニュースタは、ややもすると修行が求められがちなA.P.C.のジーンズ道からすれば「いいんですか!?」と思うほど締め付けが無く快適。
とはいえ、求めていたのは普通のジーンズ。A.P.C.にしたのはバトラーで安く買えたから、というのが最も大きな理由であり、それならパキパキで不快な(少なくとも愉快ではない)リジッド状態で穿くメリットは全く無いよなぁと。
膝が出まくっていることと、数日前にカレーが腿部に跳ねたこともあり、糊落としを兼ねて洗うことにしました。
洗い方に関して、僕は漬け置き洗いをあまり信用しておりまへん。やはり汚れを落とすには撹拌ありき。汚れた雑巾をバケツに入れただけでは大して汚れも落ちないし、油の付いたお皿に水と洗剤だけを入れて汚れが完璧に落ちたこともない。水と生地がピシャピシャと触れ合わないことには始まらない。
つまり、洗濯機!回せ回せ〜!
素直に洗剤+柔軟剤も入れます。アタックNEOとランドリン。ドライコースでピシャピシャ洗濯。地震が起きたかのような騒音が鳴り、脱水中に洗濯機が緊急停止。
実は未洗濯だったGジャンも一緒に洗いました。この話はまた後日。
おや、ジーンズ君、どこへ行こうというのだ。君はここには干さないぞ。
ほうれ。
ファーストウォッシュで限界まで縮めるのが個人的に好きなので、乾燥機で20分ほどグルグル。
結果から言うと、こんな風にガッツリと畳みジワが入りましたが、そんなことはお構いなし。小室圭よろしく、合言葉は"Let it be."です。目指せ皇室入り。
とは言ってもロールアップがしにくいので、申し訳程度にシワを伸ばそうと思うも、先日水を入れたまま倒してしまったアイロンは常時スチーム(というか水)が吹き出る状態に。今日のところは放置です。
丈は3cm縮んで80cmに。
カァ〜ッ!あんなに上品だったのに!一体どうしたんだ、その青さは!
なるだけ環境を揃えて撮ったので、比較すると一目瞭然。ぱっと見でA.P.C.だと判別できる、グレーイッシュな光沢は洗うと一瞬で消失するのでした。でも個人的には洗濯後(右)の方が好きなんですよね、フランスっぽさで言えばコッチなんじゃないかって。
ツルツルしていた肌触りも、一気にザラッとした硬くて荒い感じに。焼きすぎたフランスパン的な。
ニュースタはプチニューより生地のネップが多い印象。個体差でしょうけど。
2週間で糊を落とした感想は、リジッドの質感を目当てにA.P.C.を買うことがあるなら、買ってすぐに洗うことは止めておいたほうが良いよ、という至極フツーのモノ。
逆にシンプル・クリーンなイメージに惹かれてA.P.C.を買ったけど、扱いがわからない…半年は洗うなと言われてるし…と悩むことがあるなら、今すぐに洗濯機に放り込んで好きにしちゃいましょう。自分の下半身に自信があるなら話は別ですが、普通に汚いぜ、ソレ。根性論は令和の世には相応しいとは思わないね。直ぐに洗うと綺麗に色落ちしない?大丈夫、それでもバトラーに通るぐらいの色にはなるさ。穿けば、の話ですが。コラッ、置き画は止めて早く穿きなさい。
各々、好き放題やっていきましょう。
[追記]カレーの汚れは落ちませんでした。