365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

人生におけるアボイド・ノート。(文句があるなら意見を出せ)

最近エレキベースを練習している僕がYouTubeでたまに見るのが、スコット・デヴァインというベーシストの動画。プロベーシストですが、オンラインレッスンでの活動がメインのようです。

いろんな情報を手軽に無料で手に入れることの出来る便利な時代ですな。

で、中々面白そうだと思ったコンセプト。

www.youtube.com

スコットの知人であるリッチ・ブラウンというベーシストのレッスン動画を紹介しています。

A♭マイナーのファンク系ループ上で、A♭ナチュラルマイナー、A♭ドリアン、A♭フリジアンを重ねた音階(A♭、A、B♭、B、D♭、E♭、E、F、G♭、A♭)を使ってインプロしようという趣旨。

つまるところ、♭9, ♭13といった美味しいテンションを足しつつ、Maj7, #11, Maj7といったマイナーにおけるアボイドノートは回避する、よくよく考えたら当たり前だけどサウンドはカッコいい、そんなメソッド。割とシンプルに考えられるので、早速練習して試してみようと思います。

で、こういう動画で必ず地獄になるのがコメント欄。プロミュージシャンに気軽に意見を発信できるのは便利なことですが、自分を大きく見せたいあまり、偉ぶってしまう人が多い。音楽理論に一家言を持つ人は多いので、こういうインプロのコツを紹介する動画は特に荒れやすいですよね。

そんな人たちに向けて動画内で演奏しているリッチ・ブラウンが一言申していました。

このビデオは即興演奏に苦労していたり、新しいソロのアイデアを探しているベーシストたちへ向けて、一生懸命作ったものなんだ。それなのに、このアイデアに興味を持ち、何かを得ようとしているプレイヤーに対して何かを提案しようとしない、消極的な意見を述べる批判家は必ず現れる。僕は完璧なベーシストからは程遠い。他の人達と同じ様に学び続けている。でも、自分にとって挑戦的で、コンフォート・ゾーン*から脱するためのきっかけとなる新しいことを学ぶ気もないのに、他のプレイヤーにアレコレ言うプレイヤーを見ると、どうしたらいいかわからなくなるんだよ。批判したい人はすればいい。残りの僕らは練習し続けるから。

*コンフォート・ゾーンは自分にとって心地良い場所、楽器で言うなら手癖が妥当でしょうか。

要旨:文句を言うならてめえも意見を出せ。

僕も不用意な意見=アボイド・ノートの発信は慎むように気をつけますです、ハイ。