365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

日記ちゃん。お祝い。(2022/2/19)

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結婚式を控え、髪を切った。いつもの(と言えるほど通ってはないが)maeta barber lifeさんにて。昨年の9月以来、実に5ヶ月ぶり。

 

全くのたまたま、オープン5周年記念パーティーの日に予約を入れていた。前田さんに縁ある様々な人たちが集まり、カルチャーの交流地点としてお祝いをする会。

残念ながら私は別件で予定があったため参加はできなかった。(私の人見知り加減からして、隅っこで立ち尽くすだけになりそうだけど…)

 

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日本では売ってないっぽい。

お祝いと感謝の気持ちだけでも伝えたくて、近所にあるお菓子屋さんの詰め合わせセットを持参したら、逆にO'doudsシャンプー&コンディショナーをいただいてしまった。恐縮…良い香り!

5周年、本当におめでとうございます!

 

Instagramを眺めていても、前田さんの顧客は好きなことへの自信に満ちているような方が多い。縁あってフォローしている同世代の方も、ファッション的な要素はもちろん、生活の地盤がしっかりしているところがカッコよくて密かに憧れている。

たまたま抽選に当たっただけの私が、こうして髪を切ってもらっているのは、とても幸運なこと。何者かになりたいという焦りは特に無いんだけど、なんか、やっぱりカッコいい人間になりたいなとは思うよね。でも本当にカッコいい人間というのは、こんな風にブログでツラツラ「カッコよくなりたい」とは書かないだろうね。難しいね。

Pantryという近畿ローカル?のスーパーがあってさ、お店のキャッチコピーが「食(おいしい)は愛(うれしい)」なのね。そのルビは無理があり過ぎるよなと思いつつ、響きが面白くて気に入っている。「カッコいいは難しい」をPantry風にしたらどうなるだろうか。現時点では「夢(かっこいい)は金(むずかしい)」みたいな吐くほど汚いコピーしか出てこなかった。何言ってんだか。この時点で、もうカッコよくない。絶望。

 

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昨日はguepardの厚メガネ、yoasaの重厚なフランネルのネイビーコート、脱げば黒のBDUシャツに白シャツ&黒のニットタイ、英国軍のトラウザーズ、ジャーマントレーナーでございました。本当はスウェードのUチップとかフルブローグとかが履きたい。

妻からは「カタギじゃない感」という感想。喋り出すと駄洒落しか言わないのでセーフ。

 

ところで、RothcoのBDUシャツは去年買った衣類の中でも相当な満足度。身幅が大きくて、狙ってないのに雰囲気が良く出る。ザバザビの縫製、何がスビンコットンだ、こっちはブリンブリンコットンだぞと。

コットン100%のリップストップと、コットンポリのノンリップがあるので注意してちょね。遠くない未来、ネイビーも買い足したい。

日記ちゃん。ダウンはしているが…(2023/2/5)

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うどん。

なんだか先週はお腹の調子が悪かった。快復に向かっていると思いきや更に下し、身体も怠いので仕事を休んだり。

別に発熱も咳も鼻水も無い状態でフワッと休むのことの罪悪感は凄まじく、あぁ今日やらなきゃならんことが…と思いつつ一日中ずっと寝ていた。

また先日、寝る前に天井の梁に頭を強打し、たんこぶが出来た。めちゃくちゃ痛くて、初めて"星"を見た。頭を強く打って…みたいなニュースを想像しただけで嫌な汗をかく。頭上にはご注意を。

 

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パン。

さて、最近また「筋トレを頑張ろう期」が訪れている。何度目の挑戦かは自分でも分からないが、毎回挫折してきた。

ただし、今年のテーマは「ちゃんとする」である。やっぱり、健康な身体にカッコよさを抱く歳になってきた。3年前に"やっちゃった"メンタルとの付き合いは一生続くけれど、健全な肉体に健全な精神が宿るとも言う。何にせよ30歳を迎える今年以降、衰えの一途を辿る身体を鍛えることは、決して悪いことではなさそうだ。

再会のモチベーションは沢山あるし、なんといっても自分の結婚披露宴が3週間後に控えているので、少しでも身体つきを良くしたいという思いがある。

一方、別で一つ考えていたのは「腕時計の合う前腕を作りたい」ということ。腕時計のケース径に合った体格(あるいは体格に合った腕時計)というのは存在すると思うのだ。

 

きっかけは、俳優業を休止してコーヒーの焙煎士として活動中の坂口憲二さん。セイコーとのタイアップで、ダイバーズウォッチを着用している画がやけに印象に残った。

プロスペックスの当該シリーズは、ケース径40.5mmとダイバーズとしては中庸ド真ん中。私にとっては明らかに大きいが、坂口憲二さん、腕とのバランスは絶妙と言うほかない。まるで私が34mmぐらいの時計を嵌めているかのような、収まりの良さ。羨ましい!

これだ、、、この縦横比で、私も36mmのブラックベイを嵌めたい。それが一つの大きなモチベーションとなり、筋トレに勤しむ日々が始まった。

 

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今のサイズ感も決して悪くはないが…

思えば、衣類に関しては適切なサイズ感をミリ・センチ単位で拘るのに、こと時計に関しては許容範囲がデカくなるのも不釣り合いかなと。

この36mmにも最も似合う上腕の太さ、スイートスポットというのは何処かにあるはず。毎日身に着けるアイテムだからこそ、一度サイズ感についてストイックになってみても良いかも。

そんなことを考えつつ、腕立て伏せをしてみよう!と思ったら1回も出来なかった。愕然。膝立伏せからスタートし、根気よく2週間ぐらい続けていたら、やっとこさ数回は出来るようになってきた。成長。

少なくともあと1,2ヶ月は継続できますように………

guépardのgp-20 (écaille jaune)。

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っぱメガネ買うか〜。

guépard(ギュパール)の神戸本店にお出掛けし、好みの一本を誂えてきた。

ブランドの説明はEight Hundred Ships & Co.さんより引用いたします。

神戸のヴィンテージ眼鏡店『SPEAKEASY』山村氏と、札幌のヴィンテージ眼鏡店『Fre'quence』柳原氏によるアイウェアコレクション。

共に、1940~50年代、クオリティの高さで世界を大きくリードしていた、フレームフランス(フランス製ヴィンテージフレーム)の専門店であり、貴重なデッドストック眼鏡の一つ一つを、小さなネジに至るまで分解して撮り下ろし、全てのパーツを原寸大で掲載したアーカイブブック、『Frame France』を共同出版するなど、その世界を知り尽くす両氏。

フレンチヴィンテージの持つ、輝きを失わないデサインやディテールを元に、様々な編集をせず、サイズ感のみをモダナイズし、より現代的に、多くの方が、フレンチヴィンテージフレームの雰囲気を味わえる様ディレクション。
工房で、職人による手作業により1点ずつ生産されています。

 

ヴィンテージのオーラを現代製で味わう。取り替えの効かない一点物の怖さ、西洋人との骨格差、価格の高騰、セルロイド素材の脆さetc…といったヴィンテージの不安を払拭して手軽に楽しもう、という頼もしい試み。

メガネといえば国産メーカーの鯖江製ばかり選んできたけど、ちょっとデザイン面での大和魂がトゥーマッチな感じもしてきたので、西洋デザインを素直にサンプリングしたギュパールの存在が気になっていた。

 

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取扱店は多くなく、セレクトショップに赴いても数本しか置いていなかったりもしたので、神戸にある総本山(ヴィンテージ専門店のSPEAK EASYも隣接)にお邪魔してきた。

一部のモデルで色欠けはあるものの、試したかった品番は全色あってラッキー。幸いにも入店から退店まで私1人だったので、スタッフの方からフレンチヴィンテージのことを教えてもらいながら色々と相談。

 

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gp-20 écaille jaune

最終的に選んだのは、パント型のgp-20。

正面からの商品画像だと「これ選ぶのは後回しでしょ…」という、垂れ下がったティアドロップ型のフレームがいかにもフランス。でも平置きで撮ってみると、意外とクセが無く見えるでしょ?

実際に掛けてみても、ワッと退くようなエグ味はほとんど無し。ただ、アセテートが肉厚なので存在感は半端ではない。家に帰って、鏡の前で「え?」となるのはご愛嬌。小一時間も掛けてたら慣れてきた。

 

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ロゴはプリントではなく刻印なのが嬉しい。すぐ消失するので…

カラーはギュパールが別注した、これまたフレンチヴィンテージの再現に注力した"écaille jaune"というカラー。黄色味が強い鼈甲で、黒からの置き換えが容易な優しい色合いになっている。

個人的には"whisky"という淡いブラウンも好きだけど、gp-20にはラインアップが無かった。(後述のgp-15にはある)

 

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レンズカラーは薄いグリーン。

フレームの形にインパクトがある分、カラーを入れることでキツさを和らげる効果があるんだとか。確かにパキッとした黒フレーム+クリアレンズだと、かなり輪郭が際立って顔面が煩く感じた。勉強になる。手持ちの他フレームもレンズを変えてみようかな。

レンズは昔ながら風のフラットレンズ(度無し)が嵌められていて、あえて外側だけ反射コーティングをしないことでレンズがビカビカに光る。これまたヴィンテージへの執心を感じられて楽しい。

とりあえず家に持ち帰りたい!と思って度は入れなかったけれど、これからどうしようか…フラットレンズの度付きは値段も張るため、コンタクトレンズ+度無しレンズを楽しんでも良いかもしれない。(あんなに伊達メガネを憎んでいたのに…)

 

もともとクラウンパントのgp-15が個人的なお目当てで、これは確かに他人ウケや万能感では相当レベルが高い。掛けた感じも顔に合う。次の1本を買うなら、恐らくはコレ。

Lescaのアレを思わせるデザインだけれど、あくまでサンプリング元はレスカの60年代より以前の40〜50年代らしい。(その実物もショーケースに並んでいて眼福)

ギュパールのクラウンパントは技術力が高く、本家レスカもお墨付きらしい。以前、製造方法の問い合わせが来たんだとか。

 

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インパクトはありつつも掛けやすく、デザインも素で、鯖江製なのでディテールまで手が行き届いた造りになっている。

昨年に価格改定もあり3万円の壁は突破したものの、実物を見ると逆に安さすら感じるほど。私自身はフレンチヴィンテージに関して全くの素人だけど、好きな人が見たらオッとなるポイントも沢山あるのでは。

ファンが多い、増えてきているというのも非常に頷ける。もう既に2本目が欲しい。手持ちのセル系フレームは全てギュパールで良いかもしれない…

 

日記ちゃん。セットしてアップして。(2023/1/8)

 

明けまして。今年もよろしくお願いいたします。

年末は妻の実家に帰ったり、私の実家にも帰ったり。そうして迎える新年早々の3連休は嬉しい。

最近は週末も何かしらのイベントが入っていたので、自由に過ごせる休日というのも、久しぶりな気がする。多分そうでもないと思うけれど…

 

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今日は気温も12℃まで上がっていたので、ダウンやコートは要らなさそう。てなわけで、数年前に購入したH Beauty&Youthのセットアップを引っ張り出した。

インナーはユニクロのセーター、ユニクロのタートルネック、バトナーのカーディガン。全てメリノウールのオールブラックス。3枚を重ねた上にジャケットを羽織っても着膨れしないのが、ハイゲージの良いところ。温かいを通り越して、ちょっと暑い。

フォーマルほどピッチリしていないけれど、オーバーサイズでもなく適度に緩い感じが休日っぽい。

 

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インナーから靴下まで含めて全て黒で、靴は白。アクセサリーは指輪2つ、時計、メガネが全てシルバー。モーダルな感じを志しているわけではないけれど、色数が少ない方が落ち着く気がする。

この格好の難点は、あまりにシュッとしているので手持ちの鞄を一切受け付けなくなるところやね。ジャケットの外ポッケに膨れた財布を、内ポッケに"ひつじのショーン"の縫いぐるみ付きの鍵を入れてパンパンでした。

 

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買い物の途中、無印良品にて買った「チープ・シック」は45年も前のファッション指南。表紙や内容の感じからして古臭い?と思いきや今でも染み渡るような金言ばかり。

豊かな生活のために本当に必要な服というのが言葉で表されており、その文字の羅列から想像力がチクチクと刺激されるのは楽しい。コットンやウール100%というのは、いつの時代も魅力的らしい。

手持ちの大好きな衣類たちも、改めて手で触れて、そのオーラを感じ取りたい気持ちになる。この衣類は何なのだろう?と考える(さほど意味のない)時間は、私にとって身に纏う時間よりも遥かに楽しい。本書は、その楽しみを深める一助ともなりそう。

折に触れて読み返したい、良書です。

 

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遅ればせながらお詣り。今年も景気よくやっていきます!

 

コートとコート。

 

 

学生時代、足繁く通っていた近場のリサイクルショップでマッキントッシュのコートを買った。6,000円ぐらい。綺麗な玉虫色で、いま思うとド派手ハデではあったものの、気に入って着ていた。引っ越し時には捨ててしまったが、なんだか思い入れのある品。

マッキントッシュを処分したからというわけでもなく、そこそこ前からコートを探していた気がする。

2年前に買ったビューフォートはコットン素材のため春秋限定かと思っていたが、高い防風性(not防寒性)のおかげで大阪の冬ならば問題なく越えられる。襟を立ててチンストラップまで留める着方がお気に入り。

とはいえオイルドコットンのハンティングジャケットというのは若干の変化球で、言うなれば「かけうどん」的な雰囲気のコートを欲している。

 

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なので、買った。2着も。

昨年のオーダー会でトートバッグを購入したyo asa、その本業であるオーダーメイドのコート。

形はプレーンなバルマカンコート。膝下丈、比翼ボタン、ラグランスリーブ、一枚袖、ライニング無し、ベルト付き。特徴らしい特徴がないことが大きな特徴のアイテム。

いつかyo asaでオーダーしてみたいと思いつつ、今年の大阪での受注会には行けずじまいだった。新婚旅行中、フラッと検索した某アプリにて、ほぼ着られていないコートを手放している方を見つけた。一点物を二次流通で買うのはデザイナーの意図を外れる(かもしれない)着方になるので、少し気が引ける。しかし、なぜか「このコートが自分ではない他人の手に渡ることの方が、もっと嫌だな」という謎の直感が働き、意を決して引き取った。

 

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1枚目は無双仕立てのコットンギャバジン。プレーンで、なんてことのないベージュのコートというのは貴重も貴重。

AH.Hで過去に紹介されていた、nanamicaのゴアテックスバルマカンコートを纏ったルック、あれに呪いとも言えるほどの影響を受けている。

本当に好き。

モデルのユウゴ氏みたいにスタイルも顔も良くはないけれど、長らく心の中で探していたベージュのコート。(ナナミカのを買えばいいじゃんという声はさておき…)

ベージュには玉虫のような光沢の強い生地種もあるけれど、これは素っ気なさを感じるマットな面立ち。布面積が非常に大きく、膨張色なこともあって存在感は強い。就活生や刑事っぽさをどう消すかは、人類共通の課題でしょう。

 

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2枚目はDOMINXのSuper 120'sウールフランネル。色はネイビー。毛並みの良い黒猫の背中を撫でているような、ツヤツヤの下にガッシリした芯のある、強い生地。裏地は無く全身でウールを感じ取るべし。手に取るとかなり重いが、着るとダウンジャケット並に軽い。とにかく軽い、それなのに暖かい。

こちらは重厚感でオーラをビシビシ出していくタイプ。歩く度に生まれるドレープが艶かしい。良し悪しは別として、街で見かけて「良い外套を羽織っているな」と感じるのはコチラだろう。

 


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実に分かりづらい。

ベージュのバルマカンコートにデイパックを背負う感じが好きとか、緩いシャツを着ると襟on襟で干渉しやすいなぁとか、ネイビーの方はボタン全閉めの方が雰囲気出るなとか、どちらにせよタートルネックを合わせるのが好き(襟も汚れないし)とか、色んなことを考えつつも大いに気に入って着用している。

177cm 68kgの私が着ても、158cm 4Xkgの妻が(袖を折り返しつつ)着ても違和感の無い、フリースタイルなコート。特にネイビーは妻側での出番が多い。2人で着れるなら実質半額みたいなもん。

子どもが生まれた場合、着れなくなる衣類ランキングとして高順位が予想されるロングコート。おそらく人生の何処かにおいて、タンスの中で長期休暇を満喫してもらうことになるでしょう。堅牢でビクつかなさを感じるコートなので、また着れるようになった頃に、コート側がダメになっていることは間違いなく無いと思う。あとは自分の気分や体型次第。

まずはね、太らないようにしましょうね…

 

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ということで、本年も大変お世話になりました。

こんな日記帳みたいなブログ、まさか6年も続くとは思わなかったので、私自身がビックリしています。大概のことは数年で熱が過ぎて飽きるので、長続きランキングで言えば楽器の次ぐらい。

来年も健康に過ごしつつ、出来ることならブログの回転率は現状維持を希望しています。買い物の話ばかりだなと思いつつ、何も考えずに自由にやることが(個人的な)長続きの秘訣でございますので…

重ね重ね、本年もありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年を。