365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

イギリス軍のAll Ranks No.2トラウザーズ。

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年内ラストの買い物かな?

福岡にあるミリタリーショップ、WAIPERさんで購入したイギリス陸軍のウールトラウザーズ。オールランクスというのだから、全ての階級で使われていた制服だそう。そういえば、なんやかんやレプリカではない軍モノって初めて買ったかもしれない。

 

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色はブラウン。写真で見たときのカーキ感はあまり無く、より濃いブラウン。

少し畳みシワもあるけれど、ガッシリしたウール100%の生地は頼もしげ。裏地がないのでチクチク注意報。フランネルではないものの厚手で夏越えは厳しそうなので、薄手のウールポリ版も揃えておくのがベストでしょう。

 

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サイドアジャスター付き。

購入したのはサイズ88で、アジャスターを絞っても少し緩め。極太のベルトループ、サスペンダーボタンもあるのでサイズ合わせに苦心することは無いはず。

中太のストレートな形で、生地の重みもあって綺麗なフォルムを維持できる。軍の放出品ということもあってレングス指定は出来ず、やや博打要素も入ってくるけれど、私の個体はクッションしないギリギリぐらいの長さ。届いたその日から穿ける万能サイズでやんす。

 

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フロントホック付き。

WAIPERではデッドストック/ユーズド/リジェクト品の3種を扱っていて、これはリジェクト品。ボタン等の一部パーツに欠損がありますよ、それでも良ければお買い得ですよ、というB級品の括り。デッドストック7,000円、ユーズド5,000円に対して、リジェクトは3,000円ほど。求める状態と予算によって柔軟に選べるのは嬉しい。

ホックやボタンぐらいなら自分で付けられるか、と思ってリジェクト品を選んだものの、パッと確認した範囲ではサスペンダーボタンが1個無いぐらい?で大きな欠損は見られなかった。それどころか使用感すら無い。気持ちの面ではデッドストックを安く買えたようなもので、かなりラッキー。

 

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心斎橋のZABOUさんに行き、RESOLUTEの711とARANのM-49を試着して迷いすぎた挙句、翌日にワラビーを買うという奇行に出たのでズボン欲が満たされずにいたけれど、これでかなり満足できた気がする。たくさん穿きます。

 

 

Clarksのワラビー。

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結局のところ買うんか〜い。

物欲整理で「ワラビーは欲しいけど、まぁロシアントレーナーでも事足りるか」と言っていたけれど、いざ実物を見ると雰囲気にズキュンしちゃったのでした。

そもそもブラックのシューズ、革靴だと問題なく履けるのにスニーカーだと難しくなる問題に直面していて、ヴァンズやコンバースでさえも似合わなくなっていた。

 

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そしてクラークスに対しても、似たようなイメージを持っていた。しかも革靴的なサイズ選びをするもんだから、収縮色の黒と合わせると足がチンチクリンになって上半身とのバランスが取れなくない?と思っていたのよね。いわゆるチロリアンシューズだから、モカシンと2アイレットという控えめなディテールも相まって余計に不安を抱いていたのだと思う。

ところが試着してみると歩きやすいし、懸念だったブラックの見た目感も全く問題無し。というか、かなりカッコいいかも…これ思いのほかイケるやつだぁ…と瞬時に購入モードに気持ちが切り替わった。このローテク感、クレープソールは有機溶剤や夏のアスファルトで溶けますって何よ!逆に魅力的。

正規店のスタッフも親身にサイズ選びを手伝ってくれて、とても良い買い物体験だった。私が試着〜お会計をしている間も数組の男女がワラビーを求めて売り場を練り歩いており、その人気を改めて伺い知った。

 

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クリスマスプレゼントとして、妻の分も買っちゃった。女性が履くワラビーってめっちゃ良いんですよね。半ば押し付けの形で…は言い過ぎだけど、私のワガママで購入したわけです。ペアルックってのは基本的にしないので、たまには良いかなと。ジャーマントレーナーもお揃いだったが、私はアディダス版に切り替えちゃったので、全く同じという意味でのお揃いはワラビー(と結婚指輪)のみ。

妻には内緒で購入したのでサイズ感が大丈夫かドキドキだったけれど、少しだけ踵が緩いものの無事に履けそうで何より。このぐらいなら靴下の厚みと、最終手段のインソールで解決できるかなと。

ちなみに私は革靴UK7、スニーカー27.0〜27.5cmのレンジで、ワラビーはUK7.5です。いつものギッチリ感を求めるならUK7もどうにか履けそうだけど、革靴みたいにキワキワを攻めた靴にしたくないのと、実家等の外出先でも手軽に脱ぎ履きしたいという思いもあってハーフ上げを選んだ。吉と出るか凶と出るか…

そんなこんなで長らく敬遠していたワラビー、なんだかとっても良さそうです。シューレースで遊ぶ面白さもある靴なので、また自分なりにカスタマイズしてみたい。よろしくです。

 

 

 

Whitehouse Coxのブライドルレザーベルト。

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遅くなったけど、先月下旬で29歳になりまして。いよいよ本格派のアラサー、20代最後の一年でございますよ。よろしくお願いしますね。

そんなわけで、誕生記念にベルトを新調した…というよりも、いただいた。

腰に巻くベルトって、地味ながら重要なポジションにあるアイテムだと認識はしていた。とはいえ、なかなか自分の中で優先順位が上がりにくかったアイテムでもある。

 

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ユニクロのベルト、なんやかんや気に入っている。

これまでは、6年ぐらい前?にユニクロで買ったイタリアンレザーの少し太めのベルトを、いつ何時でも合わせていた。それなりのキチンと感を出す上では85点を出せる、実にユニクロらしい品(めちゃ褒めてます)だと思う。

とはいえ、餅は餅屋。良い加減に本業ブランドのベルトも持っておきたいなぁ…みたいなことを妻に伝えたら、誕生日のリクエストとして認識されるようになった。

 

以前より気になっていたホワイトハウスコックス(WHC)が事業終了でブランドを畳んでしまうということで、もしコレだ!というものが無ければWHCでお願いします!と指名。

 

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素材はロウ分が押し込まれたブライドルレザー。ボックスカーフと並ぶぐらい好きなタイプのレザーなのよね。硬くてツルッとして、乾いた感じは無く、潤いをキープしながら鈍く光っている。そんな印象。

その堅牢さと光沢ゆえ、ハードユースの予想される財布やバッグ、そしてベルトで使われるイメージがある。靴も…あるにはあるようだけど、屈曲部は割れたような色の抜け方をする革なので、おそらく向かないのだろう。

 

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ベルトを綺麗に写真に収めるの、難しいよね。

至極プレーンなデザイン。バックルも、ベルト幅も、ステッチワークも…全て素。この普通さというのが、探しても少ないのが実情。

妻からは「こんな普通の見た目で良いの?」と不思議がられたが、そう、こんなのが本当にド真ん中で良いんです。WHCが無くなったら、私は一体どこでベルトを探せば良いのだろうか。

着脱時に触る特性上、懇切丁寧にケアしなくとも自然と手の脂が入り込んでいくので、ニラニラッと黒光りする日を楽しみにウキウキ。オンオフ、なんにでも使っています。とにかく、めちゃ気に入っている。妻には大感謝でございます。

 

日記ちゃん。物欲のリスト。(2022/12/4)

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ここのところ物欲が控えめだった。しかし寒くなってきた影響か、脳内の「ほしい物リスト」が再び活発に動き出している。書き出してスッキリしてみよう。

 

・UNIQLO エクストラファインメリノウール 

ここ4年ぐらい、肌着はユニクロのメリノで固定化されている。本来はセーターとしての用途だが、肌に直接当てると暖かい。洗いまくれるのも魅力。

12月に入り、耐え難いほどの急激な寒さが襲いかかってきた。慌ててタンスを開けると所有していたはずのクルーネック×2枚、タートルネック×2枚が消えていた。あっ、5月の引越し時にトチ狂って全て処分してしまったか…

というわけで速やかな買い直しが必要。今年からユニクロは永世定番品(オックスシャツ、チノ、フリース、そしてメリノ)の全てを1,000円だけ値上げしている。メリノに関しては表面感がアップデートされているそうだが、インナー用途なので関係ないよなと思いつつ…今が期間限定価格なので、仕事終わりに買い貯めするとします。

 

・WAIPER フランス軍M-47レプリカ

https://item.rakuten.co.jp/waiper/wip-20100610/?scid=wi_ichi_iphoneapp_item_share

ミリタリーアイテムおよびレプリカを扱う大手ショップ、ワイパーのオリジナル品。M-52とか色んな銘品が復刻される中で、個人的にフランス軍のM-47が気になっている。

いわゆるカーゴパンツはPROPPERの6ポケットを所有しているが、フラップポケットのおかげで全身の重心がグッと下がるような作用があると感じる。今日、膝下まで伸びる大きなバルマカンコートにウエストンの641を履いた時に、+Jの黒いイージーパンツだと下半身がスカスカに感じてしまい、アレ?となった。641はクッションすると極端に野暮ったく、逆にテーパーしたアンクル丈でも2016年みたいなバランス感になって難儀する。それなりの裾幅があり、裾が乗っかる寸前ぐらいが(今は)最適っぽい。

長くなったけど、そういう意味でこのM-47に惹かれている。裾のフラップとボタンも重心を下ろすのに役立ちそうだなと。ショップスタッフの着画からして、ちょうど良い丈に収まる予感がしている。

色はオリーブがド直球だけど、なんやかんやで一番使うのはブラックでしょうね。ブラウンも良いよな…ネイビーのウールフランネルのコートに合うのはコレなんだけど、じゃあトップスは何を着ますかってところで悩ましい。

 

グレードアップというところで、ARANのM-49もかなり気になる。ミリタリーをドレスでフィルタリングした、綺麗な土臭さが良さそう。なんといっても奈良で生産されているというのは、奈良出身の私としてはこの上なく好ましいのだ。

う〜ん、かなり購入の気運が高いM-47。ただ、ワードローブのズボンコーナーが爆発しそうなところで更に1本加えるのは相当リスキー。普段から穿くズボンなんてのは数本しかないのに、なんでこんなに沢山持ってるんだろう…まずは精査と断捨離。

 

・Clark's ワラビー、Timberland 3アイレット

長谷川昭雄さんの世界観を支えるシューズの代表格でもあるこの2足。流行りに流行っているので敬遠心が大きいのだけれど、クラークスに関しては2018年のポパイでシューレースのカスタム含め火が付いた印象があるので、もはや定番品でもあるのか。

革靴じゃないんだけどスニーカーでもないよな、って靴を持っていなかったので、どちらを買っても出番はそれなりに多そうだねって。価格も1万円台、なかなか素敵。特にティンバーランドはサンリミットで門田さんの奥様が履いているのを見てから、脳内がスパークしたように魅力的に感じている。

 

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ただ、自分の中で「難しい」枠に入り、出番が少なかったロシアントレーナーが最近脚光を浴びている。めちゃ簡単な話で、これズボンの丈を短めに取るだけで良いんだった。

で、これってワラビーに求めていたオールブラック要素と、3アイレットに求めていた金属のハトメの可愛さとソールのゴツさ、その両方を兼ね備えてるなって…

まぁ、どう見てもロシアントレーナーは超ハイテクスニーカーなのでローテクを極めた候補の2足と一緒くたにして良いの?というのはあるけれど、なんだか満足度が高いので良いのです。

(…なかなか買う気にはならないけど、ウエストンのヨットは欲しい)

 

・Guepard GP-15

メガネのヴィンテージ市場ってあんまり興味が無いんだけど、レスカの形とかは可愛いなと思う。そこの需要を上手に拾っている印象のある、神戸発のギュパール。

クラウンパント、たぶん私の顔に合うんですよ。2年ぐらい前に仕事用に作ったZoffのクラウンパント、悔しいかな自己評価的にベストなんだよね…5万円の増永より5千円のゾフ、これが涙の数だけ強くなるということ。

そんなところで上位互換となるキチンとしたクラウンパント、欲しくなっちゃった。ギュパールのGP-02も似た形だけどフレームが太くインパクトがあるので、顔が負けないようにシュッとしているGP-15が良いのかなぁと。神戸に本店があるので、近いうちに訪れてみようと思う。

ただ、眼は2つしかないのに仕事用を含めてメガネが4本もあるので、ハッキリ言って趣味の世界。更に休日用はJINS×鯖江のラウンドフレームを相当気に入っているので、優先度はそこまで高くないかなぁと。

 

リストアップしてみると、別に今すぐ買わなくても良いなぁという物ばかりで、なんだか気分もスッキリです。でもメリノは買う、今すぐ買う。寒いんだよ〜。

 

増永、新ビジュアルにSHOW-GOさんを起用して一花咲かせた感がありますね。良いね!

 

L.L.Beanのグローサリートート。

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ことさら紹介するほどの物品でもないかと思いながら、何年かぶりのトートバッグにL.L.ビーンのグローサリートートを買った。

このブログを始めたぐらいの頃から、事あるごとにカバンはリュックの一択であることを言ってきたつもりだけど、その方向性は今も変わっていない。

でも、たまに使う用の手持ち鞄があっても問題はないわけで。あと、シャツを着ているときにはリュックを背負うとシワが寄りまくるので、手ぶらor手持ち鞄の方が嬉しいかも。

 

L.L.ビーンのウルトラ定番であるグローサリートート、もう流行りとか関係なさそうなぐらい市民権を得ていそうだよね。街で被ったからといって残念な気持ちになることはない。

今年オープンした中之島美術館の横に店舗が出来た影響で、大阪では"HAY"のノベルティトートを10人に1人は持っているような状況。もはや3人に1人は持っていそうなグローサリートート、今さら被ったところで何も感じまい。

 

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デカくて色々と放り込める、洗える綿100%でクシャクシャになっても良い雰囲気、そしてなんと言っても3,000円の安さ。一昔前は2,000円を切っていたそうだけど、今でも余裕で安い。

選んだカラーは"Dusty Olive"。グリーンのロゴ刺繍も相まって、ニューバランスのML2002R(RB)みたいな垢抜けない、名前の通り埃っぽい感じが絶妙にUSA。他の色も魅力的。これまた垢抜けない重たいグレーの"Platinum"や、カスカスに抜け切ったネイビーの成れの果てみたいな"Raw Indigo"など、どの色を選んでも正解になっちゃう。全色あっても良いぐらい。

 

ロゴ刺繍とは逆サイドに好みの文字を刺繍できる公式サービスも楽しげ。他所様のスーパーブランド名を入れるというクロに近い遊びも流行っているけれど、なかなかそれは…

混雑状況にもよるが、店舗では20〜30分ほどで刺繍を仕上げてくれる。せっかくだし自分でも刺繍を入れてみようと思い立ったけれど、本名のイニシャルとかはなんだか照れちゃうかも。

 

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ならばハンドルネーム!

当ブログを始めてから6年近くが経つけれど、実は15年ほど前から使っていたこの名前。「Web上で本名を出してはいけない」という親の教えにより、BBS等では「きゃっぷ」と名乗っていたのである。

由来はHNを決める際、パソコンの横に置いてあったペットボトルのキャップから。別に私が帽子のキャップを好き好んで被っていたり、何かのキャプテンだったりしていたから…という訳ではない。

 

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キャップというハンドルネームなんてネット上に何千人もいるだろうから、一定の匿名性は保たれるでしょう。アルファベット3つの一般名詞、あんまり気恥ずかしさもなく使えるシンプルでブランドロゴ風の刺繍だと我ながら自分の名前を褒める。

でもまぁ、なんでオール大文字にしたんだろうな。"Cap"の方が可愛らしい気が…ブランドだって"L.L.BEAN"だと少しイカつくなるじゃない。考えようによっては"GAP"のパロディ風で面白いし、わざわざ買い直すほどのことでもないけれど。

 

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ぼちぼち涼しくなってきている…と見せかけて昼間の暑さは相変わらずなので、背中の汗がベッタリ張り付かない手持ち鞄は今からでも沢山使えるね。使い潰したら買い足しが効くし、それをサポートする圧倒的な低価格が嬉しい。

カスタマイズしがいのあるプレーンなコットンキャンバス。好きなワッペンやバッヂを貼っても良いし、そこに公式で遊べる刺繍サービスが背中を押してくれるとなると、より楽しく感じる。

今さらとも言えるタイミングで購入したグローサリートートだけど、銘品が銘品たる所以が既にピンピン伝わってきている。一家に一個どうぞ。