365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

カネコアヤノ 単独演奏会2022春@大阪市中央公会堂


行ってきました。

昨年の森、道、市場ぶりのカネコアヤノ。
前回はバンドセットだったけれど、今回はギター1本の弾き語り公演。

まぁ、特に何もない。しんどいこと、つらいこと、やめたくなること、色々マイナスなことは多いけれど、カネコアヤノがいる限り、あとちょっとだけ頑張ってみようかなと思える。
そんな大層な感情ではなくて「アヤノ御大が歌ってくれるし、明日も踏ん張るかぁ」という、ちょっとしたプラス感。
でも、そんな歌手なんてそうそう出逢えるものじゃないし、この時代を一緒に生きていけるのはなんと素敵なことか。

再来月のKID FRESINOとのツーマン(今度はバンドセット)も申し込んだので、当たったら嬉しいなと…


キュートでロックンロールで温かい、幸せです。Tシャツ買っちゃった。

TENDRE "PIECE" Tour@梅田CLUB QUATRO

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2週間経って体調に問題も無さそうなので。

TENDREのバンドセットを観てきた。森道市場ぶりだが、前回はカネコアヤノを良いポジションで聴きたいがために3曲だけ聴いて退散してしまったので、今回はフルで堪能。

オープンエアーな野外フェスなりの良さもあるが、TENDREに関しては圧倒的に屋内のハコ、それも相当に大きい音を極上の音質で鳴らせるところが向いていると感じた。それぐらい、今回の公演は全てにおいてパーフェクト!

TENDRE(Vo, Key, Gt)、AAAMYYY(Cho, Key, Gt)、小西遼(Sax, Key, EWI, Fl)、高木祥太(El.B, Synth.B, Cho)、松浦大樹(Dr, Synth.Pad)、松井泉(Perc, Synth)、このマルチプレイヤーを複数人擁するバンド形態による、柔軟性の高い贅沢な演奏。アルバムでの作り込まれたサウンドを再現しつつ、生演奏ならではの応答速度の早さで定番曲もよりダイナミクスが広く、よりダンサブルに。

何よりメンバー全員が笑顔で、演奏を心から楽しんでいる様子に終始ジーン。TENDREの「なんか最近落ち込んでたんだけど…やっぱり…音楽って最高〜!!!」という叫びがこれほど沁み込んだ日はない。

森道市場では好きな人と集まって好きなことをやることの楽しさを実感し直す2日間だったけれど、今回のライブは改めて音楽に対する"好き"の気持ちを認識した2時間だった。コロナストレスのガス抜きが出来たことによる補正もあるけれど、ここ数年で観たライブの中でもトップクラスの後味(いわゆる読後感)だったかもしれない。

 

そんなこんなでお次は月末、ペトロールズの大阪公演。また大好きな3人組に会えるどー。

 

サビのリフ、爆音で聴くと良すぎ。

あとAAAMYYYちゃんホント可愛い、マジで。

Sans limiteの二本針長丈スタンドカラーシャツ。

最近、朝の通勤時に駅前で見かける女性。上半身は色々あれど、下半身は常に「クロップド丈のリジッドorアイスブルージーンズ」「長めの白ソックス」「白or黒のエアフォース1」で固定されている。同型品を色違いで組み合わせる、統一感あるミニマルなスタイル。毎朝「良い」という感情を抱きながら仕事に向かう。

私服のミニマル化は難しく、アレコレ言い訳しながら細々と買い物をしてしまう。そしてタンスの肥大化により「いやコレ要らんかったやろ…」と謎の自傷ストレスを受けている。手持ちの衣類の7割は要らんと思う。ホント。

 

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その中でシャツとズボンは解消へと向かっている。お馴染み(?)サンリミット。最近また好きが加速している。

今回は二本針の長丈スタンドカラー。某サイトで中古品を安く買えたのだけれど、届いた品物は不安になるレベルで使用感が無かった。これ買ってよかったの?

 

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赤っぽい黒と緑っぽい黒ってあるけれど、サンリミットは後者。

モブキャラに徹することの出来るSH01BやSH04Bとは異なり、このSH06は「太腿まである着丈」「二本針の縫製によるパッカリング」「前身頃と後身頃を繋ぐ深いスリット」とインパクト大。やや女性的な仕様のせいか、取り扱いがあるショップでもサイズ-2〜0までの入荷に留まっていることが多い。

過去にスタンドカラーのサイズ1は試着したことがあって、その際に「ある程度の身長がある人は似合いますよ!」とプッシュされた。個人的な着丈のベストは76〜80cmぐらいなので、暫くはタックインしつつ様子を見ながら外に出してみようと思う。

 

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Sans limite, Sans limite, Tanaka Universal

やはり合うのはタイプライターのゴムパン。生地は違えどインシームのステッチが二本針だし、荒いパッカリングの入った造りの共通点から最早セットアップと言って良いはず。きな臭いミニマリスト感が良い。このナリをしているのに部屋がめちゃくちゃ散らかっている。

同じスタイルでもギャルソン、ギャルソン、マルジェラだと"山口一郎"感が否めなくなるんだけど、元ギャルソンのパタンナーが作るシャツだとか、マルジェラのサンプリング元となったスニーカーだとか、そういう近親者的ポジショニングってちょっと面白いなと。肌馴染みのあるブランドだから、浮いた感じも無いし。

 

今年の暫定年間ベストその1。ジャケ写の空のようにツーンと広がる音像が気持ち良い。ジャギジャギに歪ませたギターを敷き詰めるように鳴らす音楽が大好物だと再認識するこの頃。

日記ちゃん。デカデカ。(2021/3/12)

最近、在原みゆ紀さんにハマることしきりです。

 

素晴らしや〜。

自転車と町中華が好き、という点で共通するところはあるけれど、どう考えても全く別タイプの人間です。

 

 

スタイリングも、何を着ても似合う感じ。ローキャップがスッポリ収まる女性が羨ましいと思い続けて数年。

 

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ズギャーン。

急には似合わんかぁ…

 

ベーシスト、山本連さんのデビューアルバムがかなり良さそう。

数年前、チャド・レフコウィッツ-ブラウンの来日時にツアーに帯同していたのを観たことがありまして。Little Glee Monster、井上銘 STEREO CHAMP、Chara、AAAMYYYなど共演の幅も広く、まさに"スタジオ系"の人。

"What a Fool Believes"と"Love Never Felt So Good"というカバーの選曲が良すぎるので、リリースが楽しみな1枚。

中国のイヤホン、KZ ZAX。

基本的に完全無線イヤホン(所謂TWS)しか使わない毎日だけれども、有線イヤホンも1本はあると心強い。7年前(!)に買ったRHAのMA750は保証期間に2度交換し、3代目もケーブルが硬くなってしまったものの未だ断線はしていない。1万円強で7年持つというのは、驚異的だと思う。

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とはいえ、本当の驚異というのはこのことを言うのだろう。Amazonで気になって購入した中国メーカーKZ社の"ZAX"は、ダイナミック型1基+バランスドアーマチュア型7基という構成。要するに、片耳にスピーカーが8本入っていることになる。

10年ぐらい前に名門オーディオメーカーがこういった"超"マルチドライバ構造のイヤーモニターを出した際、価格は20万円を優に超えていたと思う。

KZ ZAXはというと、

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えぇ…

こうした市場を破壊しかねない製品は、ハイエンドオーディオは一通り経験したマニアによる道楽として楽しむのが良いのだと思う。特に私の様に然程オーディオに興味のない素人がこれほどまでにピーキーでトリッキーな製品に手を出してしまうと、一瞬で脳が犯される。ミドル〜ハイエンドのイヤホンを手にしても「5万円出してこの程度か〜」とかいう危険極まりない発想に陥りかねない。でも手を出しちゃうんだよな〜。

 

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ギッチリ詰め込まれたドライバ達。断線してもケーブル(2pin)の交換が可能。

全体的な造りは綺麗で、プロ仕様っぽい見た目も相まって箱出しの段階で既に満足度は高い。イヤーピースだけ付け心地が悪いので、RHAの純正に交換した。

 

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白日の井口さんもKZのAS06を付けているらしい。

視聴環境はiPhone XS(12 mini)にKZ ZAXを直刺し、音源はApple Music。普通でしょう。(手元のiFI nano DSDはバッテリーがヘタったのか、上手く起動しない状態)

※nano DSDは充電切れなだけでした。

音には素直にビックリした。複数ドライバ構成+リケーブル可能にしてきただけでも凄いのに、音も全く悪く無いどころか、イケまくっている。BA型のジャキジャキに尖った高音域は久しぶりなので耳が少し痛いけれど、そこらのTWSでは味わえない情報量の多さに「どんな音楽でも聴くのが楽しい」感覚になる。今も大好きな曲を連続再生し、音の洪水に溺れながら記事を書いているところ。

元気で喧しい音鳴りなので、トラック数が多い、エレクトリック、エッジィで、ワーッ!となる曲に感激するポイントが多い。例を出すなら、YOASOBIの"夜に駆ける"は、Aメロで右トラックから聴こえてくるギターのカッティングの歯切れの良さや、Bメロでの粒立つピアノに耳が奪われていく。ボーカルの描写力はそれほど感動を覚えるものではないため、次第にインストゥルメンタルな方向性にリスニング脳が切り替わってゆく。昨年のベストアルバムであるデリック・ホッジの"Color Of Noize"では、ツインドラムの質感が怖くなるほど明瞭に伝わってくる。ハイハット、スネア、タム、バスドラの位置が面白い様に分かる。シンバルは…めちゃくちゃ煩い。

ドンジャカしか楽曲は素晴らしい一方で、より緻密さを強調したシンフォニックな楽曲、たとえばNieR:Automataのサントラの様な音楽はファ〜ン!と来る感じが無いので、普段と感想は特に変わらず。ドッといこうよ、ドッと。(擬音でしか音を表現でけへんのか?)

 

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箱には"どうか忘れないで、音楽を楽しむためにイヤホンがあることを"という金言が刻まれている。メーカーの方針としてはスペック主義感があるが…

せっかくだからiPhone直刺しではなく、デジタルで抜いた音源をアンプに通して聴いてみたい。FiiO辺りの安価なPHPAを試してみたくなるなぁ。こうして財布からお金を抜いていく、実に悪いヤツだなと思う。

同社が出している他の機種を見ても、ZSN ProはD型1基+BA型1基のハイブリッド構成ながら2,000円という馬鹿げた価格設定。上述した危険性はありながらも、軽い気持ちで注文してみても面白いかと思います。