うっわー…キュレーションサイトみたいなタイトル。一回やってみたかったんですよ、こういうの。
僕ごときがこんな練習したらいいよ、なんて提案しても説得力が無いので、代わりに説得力のある教材を買いました。
釣られた皆さん、ごめんなさいネ。
15 Approach Note Enclosure Exercises for Jazz Musicians
訳するなら「ジャズミュージシャンのための15のアプローチノート&エンクロージャー・エクササイズ」ってところでしょうか。
先日の来日公演でついにご対面を果たしたサックス奏者、チャド・レフコウィッツ・ブラウンが作った練習教材。
緊張のあまり、笑顔が引き攣りまくった。持ってきたLiquid Knotsを見せたら、ニアに送るから写真撮らせてよ!とチャドフォンでパシャリ。オホゥ… pic.twitter.com/fyXa68r2HO
— きゃっぷ (@cap_on_cap) 2018年10月20日
こちらのエクササイズ集はチャドのホームページ上で購入($19.99)できますが、本人が全エクササイズを(1つのキーだけですが)解説している動画はYouTubeで無料で閲覧可。
耳および頭の良い方は、これを観て12キーに移調してやれば↑のブックを買う必要はありませんが、僕は移調が苦手で41543283754982時間(約47億年)かかるので、お金と引き換えに時間を手に入れました。47億年分、練習するぞ!
「(ビバップ的なサウンドを手に入れるのに)1つ、大事なのはトランスクライブ(耳コピ)で、非常に役立つものだ。もう1つ、多くの人に足りていないのがMechanicalでConceptualでTechnicalなElement(ルー大柴かよ)で、せっかくトランスクライブをしてもそれが和声的にどのように機能しているか分からないから、本来得られるはずの情報をうまく吸収できていないんだ」(意訳)
英語のまま残した部分はどう訳せばいいのかは分からないけど、メカニカル=一定の法則に基づくパターンの反復練習、コンセプチュアル=取り組みたいテーマ(アプローチノートとエンクロージャー)に沿う練習、テクニカル=楽器の全ての音を使う練習、的な感じに捉えておこうかな。
まさに僕がサボり続けてきた3大要素であります。逆に言えば、法則性もなくテキトーに、目的意識もなく、手癖ばっかり練習してるってことです。耳が痛いよう。
それらの3つを同時にクリアするのが、この教則本ってワケ。
基礎の基礎を抑えたエクササイズが2,200小節、62ページ分あります。PDFだから持ち運びも便利。
これは19歳のチャド。当時から格別に上手いけど、それより今との見た目とのギャップにビックリする。
アプローチノートの練習でイケメン、美人になれる!と宣伝すれば、ジャズ研のみんなもやるだろうか。