
またX100VIの話になるけれど、結果サムレストも追加購入した。SmallRig製で、ヨドバシカメラの店頭に1個だけ置いてあったのでついつい。
サムレストを付けて、手持ち時のグリップ感は明らかに向上した気がする。ハンドストラップでブラブラさせる際の安定性も格段に良い。またSS/ISOダイヤルに干渉しない点が素晴らしい。
一方で親指の置き場がリアダイヤルに被るので、ダイヤルをグリグリする際の操作性は落ちる。ここのダイヤル、通常時は露出補正の変更、押し込み時はフォーカスエリアの選択用に割り当てているため使用頻度も高い。背に腹はかえられぬ、慣れるしかない。
気に入っているサムレストだが、強いて言わなくてもロゴが、そうロゴが要らんのだ。SmallRigの社名ロゴは許容できるが、富士フイルムの創立年を記した1934マークは要らんだろう。パーマセルで隠す人の気持ちも分かる。

隣の芝はなんとやらで、ビジュアル的な面でレンズフードを被せたくもなってくる。いわゆる先窄みの角型フードが好み。有名どころはスウェーデンのSquarehood、1万円ぐらいする。保護フィルターを付けても厚みが出ないみたいだし、そもそも保護ガラス付きのモデルもある。メルカリをこまめにチェックしているが、あまりブラック版は出てこないようだ。
次点ではHaogeとYC ONION、特にHaogeは開催中のプライム感謝祭で4,000円を切っている。どちらも専用アダプターを介する必要があり、少し厚みが出る。良く言えば、ライカQ3の弟分的なオーラもある。
いずれのパターンにせよ、せっかく買った純正のアダプターリングが用済みとなるので勿体ない。最初はカッコ悪いと思っていた純正の保護キットも、次第にイケているような気がしてきたし。ここに互換性のある角型フードがあれば嬉しいのになあ…(フジツボフードなら、ペンタックスのものがピッタリ嵌まるのだとか)
しかしX100VIを買った直後は「完成されたプロダクトに素人の一手を加えることに消極的だ」とかなんとか言っていたのに、早速あれこれカスタマイズしようとしやがって…ここは一旦ステイしましょう。


開封時から少し気になっていた箇所、ISOダイヤルのマーカーとダイヤル内の印字が微妙にズレている。
数字ピッタリのところでダイヤルを押し込もうとすると引っ掛かりがあり、そのまま数°だけ回転するとスッと嵌まる。どっちに不具合があるのかは全く分からないけれど、実用上で困ることはないから良いかあ…というか買ってから2週間ちょっと、ずーっとISOオートなのでダイヤルをクリクリ回すことがない笑

私のグラビアなど要らんだろうて。
【10/6 追記】そもそもX100VIのSDカードはUHS-I規格しか対応していないので、ボトルネックそこでした。UHS-II規格のSDカードを買って、対応するSDカードリーダーでPCに繋ぐのがベストかな。以下の話、ナシでお願いしま〜す。
そういえば、X100VIの出入力端子の規格はUSB 3.2 Gen2×1である。
このUSB規格、改定の仕方がバカヤロウすぎて意味わからんのだけど、つまりはUSB 3.2 Gen2×1=USB 3.1=USB 3.1 Gen2ということらしい。ハア?プレゼン資料(最終)_rev3.2_提出版.pptxってことか?
それはさておき、USB 3.2 Gen2は理論上10Gbpsのデータ転送に対応する有難い端子。4,000万画素のデータ量は洒落にならず、画像1枚あたりJPEGで10MB、ロスレス圧縮RAWで40MBぐらいかかる。スマホやPCへの転送速度は速いほどイイ。
富士フイルムの公式アプリ(X App)でのBluetoothを介した転送は終わっているので、USB C to CでiPhoneのカメラロールから直接転送した方が圧倒的に速い。ちなみに読み込んだ写真はAmazon Photos(容量無制限!マジか!)にアップして、iPhone側のはJPEGレタッチやRAW現像の練習用を除いてはポチポチと削除している。SDカード、iPhone、クラウドの3種に同じ写真あってもって感じだし。
このデバイス間転送がネックで、私のiPhone 15は端子の規格がUSB 2.0で480Mbpsまでにしか対応しない。iPhone Proシリーズを買うよりは、餅は餅屋で無印iPhone+コンデジの併用が幸福度が高そうだな!ウェヘヘ!と思っていたが、結局のところ転送システムまで含めて最大限の快適さを得るには必ずiPhone Pro(USB 3.2 Gen2)が必要になるという罠。
一応、480Mbpsでも30枚ぐらいのJPEG転送ならピュ〜ッとで終わるので困っていないけれど、これが旅行1回分、SDカード1枚分のデータになると待ちぼうけを食らいそうだ。理論値(?)はカメラから直接Wifiでクラウドに飛ばせるFrame i.oというアプリだが、サブスク制というところに渋っている。あと我が家はマンションの無料Wifiなので絶望的に遅い。

肖像権もあるので画像をガビガビにしています。
救いはあって、妻が持っているLenovoのノートPCはUSB 3.0=USB 3.2 Gen1=USB 3.1 Gen1(バカヤロウ)なので、X100VI⇔PC間のやり取りは理論上5Gbpsで実施できる。データをまとめてバックアップするというのなら、この方式が最も速そう…SSDが256GBなので一瞬でパンパンになりそうという点を除けば。うーん、外付けSSDを買うっきゃない。
とりあえず手持ちのUSBケーブルが全て480Mbpsなので、プライム感謝祭のついでに高速転送対応のケーブルを一本買ってみた。
究極的にはプロ写真家のように大量のSSDとHDD、果てはNASでデータを効率的に管理することなんだろうなと思いつつ。妻の叔父さんが元カメラマンなので、また会ったときにエコシステム観を聞いてみよう。
ま、データ管理の心配はさておき、まずはSDカードを埋め潰しまくる(造語)勢いで写真を撮らやければ意味がない。せっかくなのでプライム感謝祭でキオクシアの256GBのSDカードをポチった。年度内を目処に容量を使い果たしてみよう。


