
Cornier(コルニエ)のウールTシャツを買った。
数年前、大阪のポップアップを訪れた際にはまだラインナップに無かったアイテムだと思う。その後も特に買うまでは至らなかったブランドだったけれど、妻がワンピースを買いたいというので同じ額の送料を払うなら(?)相乗りしちゃえと。
Super140's WORSTED WOOL T-SHIRTS|DARK NAVY
以下、公式ページより。
Super140'sウール梳毛原料を使用したウールTシャツ。
16.5μの高級ウール原綿を国内で紡績し、度目を詰めて編み立てた天竺素材を使用しています。
ウール糸にプロテインを固着させる特殊な防縮加工を施し、ウールの豊かな風合いを保ちながら家庭での洗濯にも対応させたウォッシャブル素材に仕上げました。
ウールTシャツには珍しいヘビーウエイトの天竺素材で、ウール素材特有の落ち感と程よくしっかりとした手持ち感が贅沢なウールTシャツです。
スーパー140ズ(カタカナ表記だと途端にインディーズバンドっぽくなる)で13,000円というのは、なかなか見かけない。ウールTシャツの定番どころで見ると、価格 vs 品質での訴求力が高い部類のインディペンデント系ブランドでも140'sは16,000円近くする。
国内の繊維産業を守るため真摯に取り組んでいるコンセプトながら、なんだか怖いほどに一つ一つのアイテムが安い。頑張ってるんやな、ほんで幾らするんや…と思ってHPで価格を見る度に不思議な気分になる。
自社EC以外では買えない流通ルート等、色々と削れるところを削った先の価格とはいえ、なんとなく敬遠してしまっていた。

8月に入ってようやくウールTの買い足しかね、と思いつつ、この異様な気象だったら10月に入ってもまだまだ半袖Tシャツは着れそうだ。
ポップアップでウールやコットンのシャツ、ズボンを穿いたり眺めたりした際、良いは良いんだけど良いだけじゃ良くないんだよな(?)という気持ちがあった。素材良し、縫製良し、シルエット良し!尾州ウールが凄い!そうなんだ!では購入します!に至りにくいのが悩ましいところ。
かえって普通の安価な素材を使ったアイテムの方が妙に惹かれるところがあるのは、これまでの購買体験からも実感済み。その辺りはブランドのバックストーリー的なところが大きなウェイトを占めるところで、立ち上げから3年ちょっとのコルニエに求めるのは酷という自覚はある。
長くなったが、シャツやズボンを買うにはもう暫しの観察が必要そうだけど、よりシンプルでアノニマスな表情のTシャツなら今買っても楽しめそうだな、ということです。

写真は未洗い。ドライコースで洗いもかけてみたけれど、そこまでワシャワシャにならずスラブ感のある表情が出てくる。
ヘビーオンスのウール天竺生地ということもあって、なかなかに重い。肌への張り付きも気にならんのでしょう。
ウールTの機能性は各所で語られ尽くしていることだが、あえて述べるならコットンTと比べて、袖を通した際の"スンッ"とした湿り気のない空気感が好きだったりする。蒸し暑い日だと堅調に感じる差。ま、この真夏日和、いざ大汗をかき始めるとコットンもウールもリネンも等しく苦しくなるが…

購入したLサイズで着丈73.5cm、身幅60.5cm、大きすぎないボックスシルエット。厚めのバインダーネックで、質実剛健なメリケンTシャツをそのままウール天竺にしたような仕様。手持ちだとセールで安く買ったビームスのウールロンTと仕様が似ている。ロック付け襟のライトめなウールTシャツが持つ色気というのも好きだし、まさにその仕様であるスティーブンアランのウールTも気に入ってはいるけれど、今回は厚手・強めでいこう。

加齢のためか、この一年ぐらいTシャツはほぼタックインしてしまうけれど、このTシャツはタックアウトでも良さそうだ。ギャルソンオムの股上が深いサルエル様のウールトロパンツと合わせて、黒くて長い縦棒になることもできる。
もう少し寒くなってきたら、ギャルソンのウールシャツやバトナーのメリノウールカーディガン用のインナーとしても使える。ソックスもメリノウールで、全身ウールマンだ。

お手紙付き。
先述した通り、まだ個人的には観察途中のブランドだけれど、私と同じように「気にはなってるんだよな…」という方も多くいるはず。なにより製造業に身を置く労働者として、国内の繊維産業にも一踏ん張りしてもらえたらなぁというしみじみした想いもある。皆、がんばってるよ〜。