撥水洗える中わたウォーキングベスト
職場の忘年会前にフラーっと寄った無印良品で、ホケーっと購入した。
アウターのうち、中わたモコモコ系統はMUJI LABOの2019年版ダウンジャケット、ユニクロ×ホワイトマウンテニアリングの2021年版ULダウンを着回している。どちらもお気に入りだが、大阪の寒さだとダウン&フェザーってのはオーバースペック気味。
朝夜はそれなりに冷えるためダウン最高!となるが、たとえば駅まで歩いて電車に乗る、梅田でグルグル歩いてからショッピングモール内に入る、そんな身体活動と暖房が伴った状態では苦しさを感じる程度に暑くなってしまう。
そんじゃ、袖を切っちゃえば温&寒のバランスがちょうどいいのかもとECWCS Level7風のベストを買うか悩んでいた時期もありつつ、その時にはLevel3風のフリースジャケットを買った。正直、Level3でも十分すぎるぐらいだけれども。
やっぱダウンという素材自身も暑いんだよな、と手にしたMUJI WALKER。その名の通り、ちょっとした散歩や運動をサポートする機能ウェアの特化ライン。
簡素なデザインがカッコいいかも?と眺めていた時期もあり、気にはなっていた。ナイロンパンツは米軍IPFUを意識していそうだし、一部デザインで軍モノをサンプリングしている印象。
このウォーキングベストも、どこかLevel7の風味がある。でもプリマロフトや3Mシンサレートではなく、洗えるナイロン製の中綿。フィルパワー500相当らしい。そのぐらいで良い気がするのよ。
ミシュランマンが表にこない構造。
本体に荷物を収めて手ぶらで散歩できるのさ!というコンセプトにつき内ポケットは大きめ。FoxFireのサプレックスナイロンベストで実感したけど、自立しにくい素材だと荷物の重みで着心地は悪くなるんだよな。入れてもせいぜい鍵、財布ぐらいまで。
また胸元にも中くらいのポケット付き。ワイヤレスイヤホンとかにちょうどのサイズ感。右胸にはサングラスホルダーにもなるゴムのループが付いている。無くても良いっちゃ良い。あっても良いっちゃ良いが。
XLを選んだのもあるけれど、ベスト本体が体表面から離れるしフィルパワーも高くはないので、いわゆるダウンジャケットより防寒性で劣る。ハンドポケットも内側がメッシュ材なので、保温にも一切特化していない。大抵のベビーアウターはマイクロフリースだったりするじゃない。
WALKERのコンセプトからすると、秋口の冷え込む朝に犬の散歩をする、ちょっとコンビニまでコーヒーを、って場面にサッと羽織るイメージかもね。真冬に全ての防寒を一任するってのは得意分野ではないのでしょう。でも私はメリノかカシミアのセーターをベースレイヤーとして、上にデカい綿のシャツを乗せて、このベストを羽織る予定。
左からWALKERのウォーキングベスト、LABOの2020年版ダウンジャケット(妻用)、2019年版ダウンジャケット。
中綿同様に表地はナイロンで、カサっとした触り心地。タスランってやつですかい?2020年版のムジラボのダウンジャケットに近い手触り。2019年版はツルンとしたポリエステルで、個人的にはナイロンの方が好み。
商品名の通り、オールナイロンゆえ気軽に洗えるのが便利よね。別にダウンも洗って乾燥機で叩けば比較的ラクにケアできる部類なんじゃないかなと思うけれど。一人暮らし時代に掛け布団を洗ったら羽毛が偏って意味不明な状態になったのが頭にこびりついているのだ…
腰のドローコードを縛って丸っこいシルエットにもできる。この辺もLevel7的。
あとはもう、ダブルジップでさえあれば100点なんだけどな。ムジラボのダウンジャケットは下のジップを開けて、着膨れの"圧"とフィルパワー750の"暑"を逃がせる点が良いのよね。バブアーなんかも下ジップは少しだけ開けるし、ユニクロWMのダウンも、シャツも、一番下のボタンだけは開けっぱなしがほとんど。特に座った際の快適性が高い気がする。
つい最近復刻されたユニクロ×エンジニアドガーメンツのフリースジャケット、あれもダブルジップよね。これでもかと着倒した思い出の服。最後はジッパーがバカになって捨てたので、構造上の脆さは常に付き纏うよねぇ。
というわけで、シングルジップという点から少し割り引いて見てはいるものの、価格からしても満足度の高そうな中わたベスト。値引きされて6,000円切るぐらい、在庫もL〜XLなら店頭にもそこそこあるんじゃないかな?見かけたらいっぺん羽織ってみてちょ。
この辺りから着る服の系統が確定したかも。ラルフのシャツ、襟が擦り切れてきたけどまだ着てるよん。スタンスミスのリーコンもまだ現役。
年々仕様が残念になっていくので、この1st版がベストだと思うてます。腕周りのパターンが特殊で非常に動きやすい。ハイブリッドダウンも買っとくべきだったな。
祝・再販!今回は見送るけれど…