リゾルトの711を買ってから1年と8ヶ月ほどが経った。しれ~ッと定期報告みたくなっているが、見返すと2ヶ月目から何も書いていなかった。しめて一年半の放置。進捗管理ヤバヤバじゃん。
言い訳すると、買ったものの穿く頻度は(A.P.C.等を穿いていた)昔ほど高くなかったし、後述するけれどなかなか色落ちが進まんかってん。
今ごろになって結構変化したかも…ということで久々エントリしていく。
日本人の体形に合わせてリーバイスをリファインしたリゾルト。尻周りが大きい私にとってスタンダードモデルの710はタイトフィットであり、脚に合わせるとウエストがダボつくという点から買わず。やや太めフィットの711が、私にとってのレギュラー的な位置付けになる。
今は177cm, 69~71kgをウロチョロだが、711のW33/L32モデルで「普通のジーパン」として過不足なく身体が収まるジャストサイズである。
伝わらん。
リゾルトの一つの特徴は、生地の毛焼き処理を省いているために毛羽立ちが凄まじく出るということ。で、この毛羽が消えた(落ち着いた)箇所から色落ちが進むという話。
実際その通りと感じていて、それほど高くない着用頻度では一年穿いてもイマイチ毛羽が収まる気配がなかった。遠目には濃紺で、近付くとちりめんのような白い産毛がファファ~っと生えている感じ。この毛羽がある間は、どちらかといえばジーパン全体がフェードしていくような色の落ち方だった。
どうだろう…
ところが最近になって毛羽が消えてきたなと思ったら、いつの間にか太ももには縦落ちの赤ちゃん(部分的な経糸の色抜け)がポツポツと生まれていた。このことには、今春~今夏あたりで気付いた。さらに、膝周りも周辺部と比べて明確に色が抜けてきている。あ、これ色落ち始まってるし、多分ここから結構速いんじゃ…ということで写真をパシャパシャ。
右ポケット周りの細いアタリは結構好き。
前述のように全体的なインディゴ濃度は落ちている一方で、凹凸のある箇所の凹は着用時・洗濯時の摩擦が少ないため紺色のまま。ポケット、腰回りのパッカリングはリアルクローズ感があって良い。特にセルビッジ(耳)はウネりが激しく、濃淡差が強く出る。糸・生地の縮率、縫い目のテンションなどの合わせ技で決まると思われる。
購入時からの着用方針に変わりはなく、極端なヒゲ、アタリは付けたくないので洗いはこまめにかけている。と言いつつ(部屋着メインだったとはいえ)二ヶ月ぐらい洗っていないことを思い出し、久方ぶりに洗濯した。はじめはコインランドリーまで足を運んでガス乾燥機にかけていたが、最近はあまり。もう柔軟剤も普通に使うしね。
バックスタイルも同様に色抜けが進んでいる。革パッチも健在。ハチノスは当然なし。尻ポケットは座った際に隠しリベットがガンガン押し当たるためか、ステッチは擦り切れている。
リゾルトは縫製にオレンジとイエローの糸を使い分けているが、褪色が進むうちに同化してくるのだろう、という独特の楽しみがある。
豊富なウエストサイズ&レングスが選べるため、裾上げも基本的には不要。裾周りのチェーンステッチもオリジナルのままで、強烈にパッカリングしている。
乾燥機もかけつつ縮んで今がジャストレングスぐらい。裾が靴や地面と擦れにくいところもマル。最近はロールアップもしなくなったしなぁ。
なんやかんや7月くらいでも普通に穿いちゃう。
各ブランドでウォッシュを強めにかけた加工ジーンズが最初から用意されている中、私的な楽しみとしてイチから色を抜き切りたいと思いリゾルトを購入した。もちろんそれらのブランドも良い生地を良い仕立てで良いOEM先が作っているのは間違いないだろうけれど、やはり餅は餅屋という考え。
特に皮脂や酸化した汚れがついたような、黄/緑が強く出たジーパンがあまり好きではないというデザイナー・林さんの意向にも同意するところで、綺麗な空色がゴール地点となるであろうリゾルトの生地に期待している。
つっても、やっぱり写真で見るとあんまり変わってないように思えるな。この記事を書くにあたって2ヶ月目のも見返したけど、そこから1年以上は経った感じがしない。いや、実物は明らかに色が抜けてきた実感があるんだけどね…
ブログを始めてからiPhoneは6→XS→12mini→15と4代目まで遷移してきたけど、ジーパンの記録は一向に上手くならんね。