ポーザー&ミーハーなので、ラストリゾートABで出勤した。
テーマ無しの独り言。
オリンピックのスケートボード、カッコよかったね。普段競技シーンを見ているわけではないんだけど、予選から決勝まで通しで観ちゃった。おかげさまで寝不足気味だけど仕事は意外と大丈夫だった。
スケボーは競技性や順位よりも、自分自身の最高到達点を超えることへの執着、同じ競技に向かう他者へのリスペクトが輝いて見える。予選でベストトリック2本を決められず敗退となった小野寺吟雲の「ただスケートが上手くなりたい」というコメントにおじさんはグッときた。
決勝で唯一残った10代、カナダのコルダノ・ラッセルも前半のランが決まらず表彰台争いから脱落してしまったものの、ベストトリックでカマしまくって会場が大盛り上がりしているのもウルッときた。同い年としてスロバキアのリチャード・ターリーも密かに応援していた。日米のスタープレイヤーに押し出されてしまったものの、試技中のポーカーフェイスと成功時の感情の爆発に私もリビングで声が出た。
ナイジャ・ヒューストン(白ソックスが似合う選手権の世界一)とジャガー・イートンがゾーンに入ったかのようにドンドン高得点を叩き出す中、ここで点数を出さなければ表彰台すら…という状況での堀米悠斗の最終トライ、これはもう伝説を見た気がする。深夜1時に大声出た。皆さんごめんなさい。白井空良の出番になると映る在原みゆ紀さんも最高でした。デレデレ。
きりざい風。
週末はフジロックの配信も観ていた。初めてフジに行ってから丸一年、今年は家で涼しく鑑賞。
ヘッドライナーのキラーズは芯から気持ち良かったし、ヘブン大トリのユセフ・デイズは夜の快感スーパーミュージック。菊地成孔ぺぺ・トルメント・アスカラールは音質の良さが振り切れていて、有り得ないほどエロくてカッコよかった。
個人的な感情としてね、3日目の森大翔さんには大いに期待していたし、実際めちゃくちゃ堂々としていて楽しかった。ハタチそこそこで完成されたギターテクに、荒削りながらも前向きな歌唱、そして底抜けに明るいダンス。
アーニーボール主催のギターコンテストで優勝しているだけあって、テクニックは目を見張るものがあるよね。最近フェス等に行ってバンドを聴いていると、リードギターでボン!と火を付けるタイプのギタリストが少ないなと実感する。西田修大さん、シンリズムさん、君島大空さんあたりはヤベー!と思いつつ。(かく言う私はギターほとんど弾けませんので、戯言として適当に流してください)
これ個人的には喜ばしいことであり、一方で本当に問題として考えるべきだとも思うんだけども…森さんをフックアップできてないどころか関心を持とうとしていないあたり、日本のフュージョン界に未来を全く感じられないよな〜って。
777-9311のオマージュが最高。
別に森さんに限らず、一昔前だったらフュージョンに進むタイプだったろうなってプレイヤー(BREIMENの高木祥太さんなんかド典型)は軒並み今、ポップスやってるじゃない。それもスタジオミュージシャンとしての傍らとか売れ線とか惰性じゃなくて、相当に面白い音楽をやってるわけで。
なんだったら10代の頃に天才ドラマーとしてフックアップされていた平陸さんは浦上想起・バンド・ソサエティでとんでもない演奏をしているし、菰口雄矢さんも"ずっと真夜中でいいのに。"のサポートしてはるやんか。もちろんお二人も仕事はそれだけではないし私も全然追ってはいないんだけども。
それでも、こんなに今Jポップが楽しくて面白くて追いかける喜びがある一方、昔あんなに好きだったフュージョンというジャンルが老化したレジェンド達による同窓会・再生産フェーズに入った姿が…なかなか傍目に辛い。どっちのジャンルを上位に置きたいとかって意図は全く無いんだけど、なんかこう、あるじゃないですか。
ま、別にええねんけどね。なんでも良くなってきたよ。フジロック最高でした。