金曜の夜に思い立ち、土日で京都に出掛けていた。
明後日が結婚記念日なので、ザ・お金のこと気にしない旅。片道1時間の至近距離でも、ホテル取っちゃって宿泊。ご飯も、べらぼうに高いところには行かないけれど、特に会計を気にしないスタンス。
京セラ美術館のキュビズム展に行ったり。ピカソの絵画だけ異様なオーラを放っていた。
ロリマー京都で早朝ご飯ができるのも宿泊の良いところ。ザ・観光客向け感はありましたが、朝から美味しい物を胃に収められるのはありがたい。
蝶矢の梅ソーダはクエン酸パワー満点で美味しかった。シロップ作り体験は締め切っていたのでまた次回。妻が家で梅の仕込みをしたそうにしている。
行ってみたかったセレクトショップを覗いたり。京都で唯一?comoliを扱っているお店。服に関してはコモリの24SS数点と、ギャルソンシャツのフォーエバー(それもワイドクラシック)しか置いていない潔さ。
ウールシルクの半袖開襟シャツを試着し、軽やかさと涼しさに感激。思わず買いかけたが、そもそも私が似合うブランドでもないんだよな〜と思い出し断念。その前に寄ったGraphpaperの方が、自分らしさ見つかる印象。もっと言うと私、やっぱりサンリミットが一番好きだな。
東本願寺もデカくてカッコよかった。意外と1800年代末に出来た最近の建物なんだと驚き。ふっ、1300年の歴史を持つ法隆寺に比べりゃあ赤ちゃんよ…と奈良県出身の人間はほくそ笑み、そして観光客数の違いに悔し涙を流すのであった。
奈良はさ、一つ一つの神社仏閣が離れてんだよ。京都は大体近しいから短時間で回れるじゃん。バスも多いし。そこがズルいんだよな。あと大学同士も近くて羨ましいし、大都会の河原町にも出やすくてセコい。京大、同志社、立命館(ついでに京都工繊)の距離感を在学中は妬ましく思い続けていた。奈良に生まれ育ち、大阪で学生時代を過ごした俺は、京都に深く強いコンプレックスを抱いているらしい。
それはさておき愛用しているAesopのタシットの残容量が20%を切りそうなので、今回ヒュイルを買い足した。4年前に嗅いでから、いつかはヒュイルと思っていたところの念願である。
まさに東本願寺の御堂で襲いかかるヒノキの群れ。良くも悪くもおじさんの香りだが、ものっそいウッディ。BAUMってあるじゃないですか、あの店舗に足を踏み入れた時の、全製品の香りが混合して爆発した香りに近い。
明らかに妻ウケはマラケシュの方が良く、少し揺らいだものの、初志貫徹しヒュイルに着地。私は京都に行き、ヒノキになって帰ってきた。(ヒュイルを買ったのは梅田)
今日はサンリミットのシャツ、オムプリュスのワークパンツ、オムプリュスのリュック、ワラビーでござんした。目標、普通の30歳。
ありがたいことに妻とは出会って5年近く、結婚して丸2年。楽しくて仕方ない毎日であり、死ぬまで長生きしよう(?)と互いに取り決めている。また明日から、ちょい節制気味で健康に気を遣いつつがんばります。いつもありがとう。