365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

児島ジーンズストリートでジャパンブルー。

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しばらくブログを書いていなかった。特段理由は無いけれど、話したいことは脳内ブログ(仮)で勝手に完結してしまうことが多く、文字に起こしていなかったのだ。すると現実ブログのアクセス数はみるみる減ってゆく。ク〜ッ!

 

少し前の話にはなるけれど、従姉の結婚式に参列するために倉敷(岡山)で1泊した。

盆や正月に実家で集うことを除けば、家族4人が集まるのは非常にレア。ましてや旅行というテイでの宿泊なんて、それこそ15年ぐらい久しい。

 

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いたるところで吊るされたジーパン。

倉敷といえば、児島。デニムの聖地であり、服飾インダストリーにおいては眼鏡の鯖江と並び知名度がある。

宿泊していたホテルの近くということもあり、聖地に行ってみたいという父のリクエストで、ドライブがてら児島ジーンズストリートに降り立った。(父は岡山出身で、青春時代から"ビッグジョン"に並々ならぬ憧れを持っていたようだ)

無論、私もジーンズは好き。学生時代、A.P.C.のジーンズを穿き切ってバトラープログラムで買い替えたこともある。スリム・タイトよりもリラックスした服ばかり着るようになり、もはや着るタイミングの無くなったニュースタンダードは部屋着と化して久しいが、別に嫌いになったわけではない。生まれ年のリーバイスも時たま穿いている。

 

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ジーンズストリートに行くにあたり、前夜にベッドで寝転びながら下調べをしていた。印象としては、大和魂を前面に出したブランドが多い。

一体誰が買うのか想像がつかない加工やディテールがなされた製品群。何も捻らない、普通のジーンズを型・オンス違いで作ってくれたらいいのにと思うのは野暮なのだろうか。

やはりと言うべきか、すっぴん寄りのジーンズを製造しているTCB Jeansはストリートから数キロ離れた場所に店を構えているし、もちろん同じ岡山でもCIOTAやRESOLUTEは扱っていない。その系統だとTexture We Madeぐらいかな、取り扱いがあったのは。

本当に人々が心から「欲しい!」と思うものが置いてあるのかは甚だ疑問であったけれど、それでもジーンズ=児島というイメージを世間に抱かせることには一応成功しているようで、ジーンズストリート自体それなりに賑わってはいた。

家族が続々とジーンズやスカートの類を買って行く中、私もジャパンブルージーンズで買い物をした。というより、父に買ってもらった。ありがとう。

 

今季から新たに展開し始めたという、バギーフィットのジーンズ。

タイト〜レギュラーフィットのジーンズが多い中で私が穿けそうなのがコレぐらいしかなかったというのもあるけれど、ネット上での見栄えが良かったため直営店で試着してみると確かに良い。

 

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ワタリがしっかり太く、裾周りは細すぎない程度に纏まっていて具合が良い。スニーカーに乗せた時のクッション具合もバッチリ。

太めズボンのリファレンスであるエリックハンターのゴムパンとテーパードのかかり具合や股下長が酷似しているので、普段通りの感覚で穿ける。

生地は10oz.で薄すぎず厚すぎず、肌に密着しないので夏も無理せずに穿けるでしょう。もうピチピチのプチニューを8月に穿くという蛮行も出来ない歳ですので…

 

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微妙なネップ感も◎

本音を言うと、501XXを日本人体型でリファインした様な一本を売ってくれたらそれで良いんだけど、至極普通のモノを作るだけでは食べていけないのだろうという苦しい現実があるのだろうと実感。

超ヘビーオンス、激しい色落ち、行きすぎたダメージ加工、ビヨンビヨンにストレッチが効いている、そもそも色落ちしない、そうした付加価値を付けないと売れないんだよ!という苦悩が窺える。普通のジーンズが良いならユニクロで買えばいいや、という層が大半でしょう。曲がりなりにもカイハラの生地使ってるし。

なんだか妙にネガティブな感じになってきたけど(ブルーだけに)、でもこれ結構いいですよ。特筆すべきことがあるわけではないけど、タンスに15本ほど収められたズボン(減らさなきゃ)の中でもついつい手が伸びる一本になりつつある。オススメです。

 

従姉の披露宴、エンディングのダイジェストビデオでSuperflyの"愛をこめて花束を"が使われていた。言うたら手垢のつきまくった選曲ではあるんだけど、映像と相まって非常にクるものがあった。なんやかんや、身体の芯に到達する声の歌手が好きなのかもしれない。大好きな尾崎紀世彦さん、一度生で聴いてみたかったな。