1年で最も暑くて、最も台風が訪れやすい時期に旅行だなんて、自殺行為なのでは???
ジャズ研時代の友人と、ロードバイクでぐるぐる走り回ってきました。
新富士から沼津、御殿場、富士五湖を経由して、再び新富士に帰ってくる、というコース。おおよそ160km、獲得標高1,500mを3泊4日で観光しつつチンタラ走り回る、という予定でした。(そう、でした)
〜1日目〜
4時半に起床、新大阪→新富士を輪行。各地より集いし3人と合流後、20kmほど離れた沼津港へ。
偶然にも富士登山のため近くを訪れていた別の友人とも合流し、5人で昼食。
"にし与"のアジフライは全てを過去にする味。間違いなく人生ベスト、2019年のベストバイ候補。
その後は御殿場の宿まで再びサイクル。28kmで獲得標高650mと無限に上り坂。坂道がとにかく苦手な僕はスイスイ進む友人達に取り残されながら、12km/hほどのペースでキュルキュル漕ぎ続けました。死ぬかと思った①
コンビニ休憩で魂が抜けた私
宿に到着後、10cmほどの段差で踏ん張れずにズッコケてしまうほど脚が壊れていましたが、アツアツのお風呂に入って寝たら復活しました。強いぞ人体。摂取しろアミノ酸。
〜2日目〜
御殿場を出発、目的地は西湖の宿。確か55km、獲得標高700mほど。須走の道の駅で休みつつ、東京オリンピックのコースにもなっている籠坂峠を越えました。いつまで経っても終わらない上り坂に半ギレで暴言を吐きながらキュルキュル。一度も足を地面につけなかった自分を褒めたい…というか再起不能になるのが怖くて止まれませんでした。死ぬかと思った②
山中湖は"小作"のほうとう、美味しすぎて魂が抜けたり帰ってきたり。あ〜、思い出すだけで薫る。
ゆったり休んだ後、宿へ向かおうと再び走り出した…その時…
眼前を走る友人が、駐車場へ侵入するために右折した車に弾き飛ばされ、エライコッチャ状態に。自動車教習所で観た映像と全く同じものが目の前で繰り広げられると、現実味がなさすぎて逆に冷静でいられるものです。自分がズッコケた時のために持ってきた水、消毒液、ガーゼ、絆創膏が活躍するとは…(病院で応急手当が良かったと褒められたらしい)
友人は奇跡的に擦り傷で済みましたが、前後輪が湾曲、フロントフォークやディレイラーが破損。結果的に全損扱いになり、走行不能に。
リタイアする彼と別れ、残る3人で宿を目指すことに。また心臓破りの坂だあ!!!!!!!!死ぬかと思った④
〜3日目〜
台風が近づいている&友人が事故に巻き込まれたので、ゆっくり観光している場合でもないよなあってことで、予定を1日早めて新富士駅に戻ることに。
これまで獲得した標高を一気に消費するかのような下り坂が30kmほど続き、気分は天国。時たまキツめの雨が降るのでノースのシェルがびしょ濡れになりましたが、雨を抜ければ、ものの数分で乾きます。初めてゴアテックスの威力を実感。
40km/h超で曲がるカーブは"ヤバすぎる"ので、ブレーキだけでもシマノ105に換装しようかなぁ。スピードの出過ぎで死ぬかと思った⑤
富士宮は"うるおいてい"の焼きそば、お好み焼きでお昼ご飯。店主のおじさんが「大阪より美味いよ!」と豪語していましたが…いやいや僕も近畿に20年住んでいる身、大阪への愛は富士山より高いわけで、そんな簡単には納得うまーーーーーーーーい!!!
寝返りました。麺とソースが無敵。こりゃまた食べたい味だ。
最後は新富士駅へ戻り、台風がやって来る前に無事に帰阪。いやあ、疲労感。
汗を鬼のようにかいたせいか、最近悩まされていたニキビや吹き出物が帰宅後には全て消えていたことに驚きましたが、うーん…しばらく坂登りはしたくないなあ。しんどいもん。