内定式を目前にして、身の回りの品を整えて(?)おきたいと思い、腕時計を新調しました。
セイコーファイブのSNK357KCというモデル。電池不要の自動巻き時計です。
クォーツ式が主流の昨今ですが、電池を交換する環境が整っていない途上国なんかでは、半永久的に動く機械式の腕時計にはまだまだ需要があるらしい。このSNK357KCもまた、海外向けに造られたものを日本に逆輸入したもの。末尾のKCは海外製造の証だそう。Kaigai Cumitateってことかな?(18846194720874651%違う)
心臓部はセイコーの普及モデルでは定番中の定番らしい、7S26Cというムーブメント。
"ジワァ〜"っとした安心感が身体中に沁み渡ります。
前々から欲しいと思っていたセイコーのSKX007(ブラックボーイ)も、同じ7S26を搭載しているそうな。
ブラックボーイは購入ボタンを押す寸前までいきましたが、ダイバーズをスーツに合わせる姿があまり想像出来ず。普段使いするにしても、カジュアル用の時計は既に1本持っているので、ブラックボーイに関しては来年まで保留カナ。
で、SNK357KC。
1万円でデカめのお釣りがくる割には、なかなかどうして割と結構かなり良い。ステンレスのズッシリ感と光沢に安っぽさもないです。老舗企業なだけあって、普及ラインでも手抜きはしないのだなぁ。
ステンレスのベルトも写真で見るとシャラシャラで安っぽくて、到着後すぐに交換しようとNATOバンドを用意していましたが、このままでも良さそうです。
文字盤は大好きなネイビー。デイデイトで、曜日の表示は英語とスペイン語。
光の当たる角度によっては、セイコーファイブのロゴである盾型の❺が浮かび上がります。貨幣・紙幣のような偽造防止策かしら。
裏面はシースルーで丸見え。これも偽造防止策?
こういうチョコマカしたガジェットは大好物です。機械式腕時計は初ですが、クルクルと回り続ける心臓部は何時間でも見つめていられます。
腕時計はマニアも多数いる世界なので、例によって"モノ"好きな僕がどっぷりとハマる未来は見えています。ああ、怖い。「腕は2本しかない」ということを常に考え続けなければならない生活が始まります。小生、外国人が家電やガジェットをレビューする動画が大好物でやんす…
前回の記事でも述べたように、仕事で中韓等のアジア諸国へ出かけることもあると思うので、ジャパンなウォッチは向こうでのウケも良いのかもしれない。まあ、彼の国の人はみんなロゥレェックスとアポーワァッチを腕に嵌めているイメージがありますが。
そういえば昔、家族でチュニジアへ旅行した際、母がダイソーで買えるような安い腕時計をしていたら、こちらを日本人だと見抜いた現地人に「それはG-SHOCKじゃないか!俺にくれ!」と言われ、向こうのオモチャと交換したことがあります。国によっては【日本人が身につけている=メイド・イン・ジャパン=高品質】なイメージが今もあるのかも。ちなみに僕はバス酔いして、サハラ砂漠のど真ん中で嘔吐しました。
特に資産価値のない、分かりやすい高級感があるわけでもない、レア度もない、ステータスにもならない、女子にモテそうにない、いたって普通の時計。
その分、普通に扱って普通に着用し続けていたら…
「これ?大学院生の時に買ったんだけど、なんやかんやで20年ぐらい使ってるのよね。オーバーホール代で新しいのが買えるぐらいの値段(笑) 悪くないでしょ?」
…普通にカッコいいのかもしれない。
大阪在住の僕はこんな普通の言葉、使いませんけど。
まぁ、まずは自分が20年間止まらずに生き続けてみろやって話です。残念ながら、人間の身体は自動巻きではありませんので。
ただ時計に限らず、これ良いな♪と感じたモノを買うと、体内のムーブメントがギュンギュンに動き出すのは感じます。
お買い物は楽ちい。