D'Angelo(ディアンジェロ)の名盤、Voodooの最後を飾る曲、Africa。
全ての曲が終わり、アルバムとの心地良いお別れを楽しもう…と思った瞬間、謎の逆再生音声が流れ始めます。
おそらく、このアルバムをギュッと凝縮したダイジェスト的なのを逆再生にして、またアルバムの冒頭へ戻る…という演出でしょう。
ただ、この音声の正体は何なのか?
気になりすぎるあまり研究室で居眠りしてしまったので、自分の健康のためにも分析してみることにしました。
なんてことはない、波形編集ソフト(Audacity)で逆再生にするだけ。
すると、左チャンネルと右チャンネルで色んな曲が同時にビュンビュン流れていました。
流れている曲は以下の通り。
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左チャンネル
Devil's Pie→Feel Like Makin' Love→Greatdayindamornin' / Booty(後半)→Send It On→One Mo' Gin→Untitled (How Does It Feel)→Greatdayindamornin' / Booty(前半)→Spanish Joint→Chicken Grease→Playa Playa→The Root→Africa→The Line→Left & Right→バァ~ン(破裂音)
右チャンネル
Left & Right→The Line→Africa→The Root→Playa Playa→Chicken Grease→Spanish Joint→Greatdayindamornin' / Booty(前半)→Untitled (How Does It Feel)→One Mo' Gin→Send It On→Greatdayindamornin' / Booty(後半)→Feel Like Makin' Love→Devil's Pie→バァ~ン(破裂音)
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・アルバムの全曲がシャッフルで流れている
・右チャンネルと左チャンネルは曲順が逆
・右と左で切り取られている曲の部分は全く同じ
なるほど。
ほとんどがコンマ数秒の間で流れているので、イントロクイズ並のレベルでしたが、やはりビートが十曲十色なおかげで、曲の判別は意外と簡単でした。
このシャッフル順に何か意味・法則性・隠されたメッセージがあるのかは分かりませんが、Voodooを生み出すのに4年近くかけたディアンジェロです。
何かしらの小ネタを仕込んでいてもおかしくはないかな、と思います。