纐纈歩美 (As)
Jeremy Manasia (Pf)
Mike Karn (B)
Mark Taylor (Dr)
纐纈さんといえば、美人が多いことでお馴染みな女性ジャズアルト界でも飛び抜けた美貌の持ち主。そこら辺の地下アイドルも蹴散らす勢いです。
音も混じり気のないジャズ的な音で、アルトらしい軽やかさが特徴的。
今回はレコ発ツアーということで、アルバムにも参加したNYからのリズムセクションを従えての登場。ピアノのジェレミー・マナシアは若かりし頃、ライアン・カイザーのクインテット(クリス・ポッターも在籍!)でツアーをしたんだとか。他のメンバーも大御所と共演しまくりなベテランたち。
写真撮影OKだったので、パシャリ。
アート・ペッパーへのトリビュートアルバムをリリースしたこともあって、演奏した曲の大半がアートのもの。恥ずかしい話ですが、実はアートを聴いたことがほとんどないんです。アルトではソニー・クリスを崇拝している私…ごめんなさい、ちゃんとアートを聴きます。
纐纈さんの音は雑味が少なく、どこまでも伸びていくような美しさ。ロングトーンでも速いパッセージでも単音のきめ細やかさが際立ちます。矢野沙織さんや中島朱葉さんのような''スモーキーさ''とは対極にある音という印象でした。僕も基礎練しなきゃ。
フレーズもアルトの醍醐味である(と勝手に思い込んでいる)『無邪気な子供がそこらじゅうを駆け回っている』感じが強く出ていて、これぞビバップ・ハードバップ!強力なリズム隊の上で走り回る纐纈さんに、何度もヴ~ンと唸ってしまいました。ケニー・ドーハムのLotus Blossomも聴けて嬉しかったです。
最近は現代ちっくなジャズのCD、ライブばかり聴いていましたが、こういった肩の力を抜いて気楽に聴ける音楽も良いです。カマシのライブを観てからはずっとテナーが吹きたい気分でしたが、今はアルトを練習したくてしょうがないです(笑)
16/12/11 終演後に纐纈歩美さんと。僕より髪が短いかも…