365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

Margaret HowellのFavourite Shirt。

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Margaret Howell Favourite Shirt 3L

「今後の人生、一つのブランドでしか買い物しちゃダメ!」なんてことになった場合、たぶんマーガレット・ハウエルを選ぶだろうなと、以前から考えていた。

とは言いつつ、頂き物で貰ったマフラーと靴下ぐらいしか持ってないもんで、説得力には欠ける。実店舗やブランドロゴさえも含めたトータルの雰囲気は物凄く好きなんだけど、アイテム単位でピックするとなると別のブランドで済ませても良いかな〜となっちゃう。往路3位、復路2位、総合優勝みたいな感じ。

 

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1970年、まだ駆け出しの彼女がとあるバザー会場で手にしたのは、やわらかな風合いの生地に繊細なステッチワークが施されたビスポークシャツ。当時の英国では、華美なデザインや糊の効いたシャツが主流であり、質素で洗いざらした風合いのシャツには、誰も関心を示さなかった。しかし、それに魅了された彼女は、自宅のキッチンでシャツづくりを始める。

そんなハウエルのシャツは気になっていた。親しみやすい英国カジュアル系統の王様、みたいなコナレた構えをしながら其の実シャツは普通に3万円を超えてくる。

買ったシャツはラッキーなことにドチャンコ安く投げ売られていたもの。しかもサイズは3L。なかなか中古市場でL以上のシャツは見かけないし、XL以上ともなれば滅多に出現しない。恐らく、グラフペーパーの南貴之さんが所有しているのと型番もサイズも同じやつ。

相当デカく作ってあると見せかけて、元々がコンパクトな作りの分、今のご時世だと常識的な大きさ。襟周りは相応に余るものの、全体的なサイズ感はラルフローレン(ブレイク)のLLとよく似ている。今のコモリシャツの2と同じぐらいだと思うけれど、旧型のショートスリーブしか持っていないので何とも。

 

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ステッチも細かい。日本製。

前の所有者はあまり洗いをかけていなかったのか、はたまたドライクリーニングに出して糊を乗せていたのか、かなりパキッとした表情。しかし洗剤だか柔軟剤だかの香りがキツく、襟元も少し黄ばんでいたので、容赦なくドライコースで何度も洗濯機に放り込むと出るわ出るわ、パッカリングが。

 

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フランネルソルの薄く起毛した、僅かに黄色がかったフワフワの生地はまた違う、シャープでピキーンとしたブロードクロス。サンリミットの生地を少しだけ硬くしたような触り心地。今の涼しい季節、天日干しでカリカリに乾かすとチョー良いと思う。

 

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白いシャツって油断すると一瞬で汚れるし、特に襟と袖周りはエラいことになるし、敬遠しちゃうんだけど何故か買ってしまいがち。白シャツ1枚だけで似合いたいという願望が拭えないからこそ、アイテム側で補ってもらおうという魂胆があるのかもしらん。

モテたい、金に糸目は付けない、という人がいればハウエルのシャツは強く勧める…かもしれない。

 

柔軟剤の香りが。

UNIQLO × White Mountaineeringのウルトラライトダウン。

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ユニクロ×ホワイトマウンテニアリング ウルトラライトダウンオーバーサイズジャケット

アナウンスされた当初は「可愛いけど、買うかは未定だな」と思っていたホワイトマウンテニアリングとのコラボ。

4型のうち、ウルトラライトダウンはリップストップナイロンを使っていたり、遠目に見ても近くで手に取っても良い感じ。発売から1ヶ月経った今、女性も着るXS〜Mはほぼ全滅で売り場も少し寂しくなっていたけれど、ふと試着してみたら意外と良く似合っていたので購入した。

オリーブは単品で見ると一番カッコいいけど、着てみるとキルティングのノーカラージャケット的な雰囲気が女子大生や30代半ばのお母さんっぽく、ブラウンは逆に授業参観のお父さんっぽく、どちらも今の自分には滑稽に映った。ので、結局は何にでも合う黒に落ち着く。ホント黒&白しか着ないな最近。

 

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ラグランスリーブのおかげか、腕をグルグル回しても鬱陶しくない。立体裁断が云々、脇下のパターンが云々というのが効いているそうだけど、ダウンに感じていた難点である「モコモコしたデカい何かを身に纏っている」という感覚が少ない点は感動的。しかもパッカブル。おいおい、やったな。

サイズはLとXLで試着室を行き来して、Lに落ち着いた。XLだと腕周りが太くてブルゾンっぽく見えちゃうなと。前後に数センチの着丈差があるので、大きめシャツとの重ね着で裾周りが絶好調になる。

 

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胸ポケットだったり、グログランテープだったり、細かなデザインも楽しくて着るのが楽しみ。一昨年のEGコラボ(フリース)同様、ユニクロの得意な分野にデザイナーのプラス要素が入ると当たりが出る印象。他ジャンルで言うと、オックスシャツやチノに強いブランドとコラボしたら個人的には目がハートになっちゃいそう。

前回の冬に無印のダウンベストも買ってたけど、この子のせいで全く着なくなりそうな予感がするね…

 

日記ちゃん。履き下ろし。(2021/10/23)

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あしや。

仕事から帰ってきて、ご飯を食べて、靴下を履き替えて、バーウィックのローファーで家の周りを歩き回る。という1週間を過ごしていた。

全部に芯材入ってんのか?ってぐらいソールとアッパーが硬かったので、極少量のクリームを塗ってはブラッシング…を何回か繰り返して漸く革がムニッとしてきた。それでも返りは悪いのでトゥのゴリゴリに削れること。足と地面の接地部位だけラバーが貼ってあるけれど、それならトゥまで覆うハーフラバーでも良いような…

トゥスチール等による保護に関しては消極姿勢だけど、手持ちのカジュアルシューズ(=ドレスシューズと比べて登板回数が比較的多い)の中では唯一のレザーソールなので、検討の余地はある。

 


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アッパーに関しては、デュプイ言うたかて…とダンボール的なキツい皺が縦横無尽に入るのかなと思ったら、細かめの皺が横一文字に入って感心した。ウエストンと比べて遜色がない、なんならビジュアル的にはバーウィックの方が綺麗な皺かも。改めて見渡すと小傷、血筋、ポコっとした銀浮き?はアッパーに散らばっているけれど、革質自体は何も言うことがない。

まぁ、靴なんてのは後ろからベビーカーで追突されたら一瞬でヒールが凹むし(体験談)、手入れを終えて靴箱に戻そうとした瞬間に高さ1mから落としたりするし(体験談)、ちょっとした傷やヨレなんてのは大した問題ではないのよ。

 

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こうしてアッパーもサラピン、インソールも真っ平らな新品の靴を外で揉みくちゃにするのは結構好き。特に、足の体温でインソールを柔らかくする工程が楽しかったりする。

今日は少し遠くまで歩いてみたら、折り返し地点で両足の踵がズルズルになって心が折れ折れ。半ベソをかきながら15分で歩ける道を30分近くかけて帰宅。

遠出にはまだまだかかるけれど、時間をかけて馴染ませていきやす。

Berwick 1707のコインローファー。

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Berwick1707 | 4456DI – バーウィックジャパン オンラインストア

バーウィック社のコインローファーを買った。いわゆるフレンチスタイル、言ってしまえば某180風。でもスペイン製。先端ポッテリ、アイコニックなモカ、良くも悪くも学生時代を思い出す可愛らしいシルエット。

 

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新品のカーフはカチカチで硬い。

デュプイのボックスカーフを使っている、という点では件の180と同じ。メンテもせずに箱出しから直で写真を撮っているけれど、日陰で鈍く光る感じは健在。

もちろんデュプイ内での等級とかはあるんだろうけど、今のところ大きな違いは見えてこないし、このカーフがウエストンの売り場に置いてあっても私は「やはり、あのJ.M.WESTON(謎の大文字)は一味違いますのう、デヘヘ」とか言っちゃうに違いない。フロントやサドル部分に見られる血筋や小傷で革のコストを落としているのだろう。

しっかり体重をかけないと曲がりそうにないぐらいアッパーもソールも硬いので、シュプリームデラックスクリームを何回かに分けて塗り込んで、少しソフトに仕上げてから履き始めたい。というか今のままだと5分も歩かないうちに両足が取れる。踵も爆発する。

 

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相変わらず光は飛びまくる。

デザイン面や皮革の質は光るものがある一方で細かな部分を見れば違いは当然出てくるわけで、モカの縫い合わせはウネウネ、ぐるっと回る一周の間で高さが均一でなかったり、造りまでバッチリ!とは言い難い。写真は撮ってないけれど、革底の縫製も適当で色々と飛び出ており、価格相応だなと感じる部分も結構ある。

本格革靴の入門!ということでライバルのJャラン・Sリウァヤ、Rイマーあたりと共に挙げられるブランドではあるけれど、今まで靴に興味の無かった人が3万円という大金をパァン!と叩いてコレが出てきたら少々ガッカリすると思う。その点はやっぱり改めて気にかけておくべきというか、右も左も分からん人に手放しで勧められる靴であるというと難儀。同価格の01DRCD(リーガル)を靴箱から手に取ると、ソールを始めとする各部のステッチが綺麗に縫われていて感嘆。善し悪しやね、この辺は。

とは言いつつも、個人的には全然いいじゃんバーウィック、やるじゃんバーウィック。靴なんて何回か履いたら細かい縫製なんか気にならないほどグチャグチャになるじゃんね。

 

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インソールも革製。

ローファーを履くのは10年以上ぶり、しかもカッチリとしたサイズ合わせは全くの初めてなので、悩みポイント多し。浮腫の出る夕方に一度試着し、一晩寝かせて午前中に再試着、そして購入に至った。

ウエストンのゴルフは7C、バーカー製のロイドフットウェアは7Eを履く私としては…

7 → 右足はピッタリ。左足は既に踵に隙間が有り、インソール必須。

6.5 → 右足は通常時で若干キツめ、浮腫時だと危機感。左足は望ましい限りのピッタリ感。

ベストなのは右7&左6.5だけど、そんなキメラ的なサイズ選びは既成靴では出来ないので、履き馴染みを考慮して6.5を選択した。基本的には無印良品の中厚手なリブソックス(4足で890円)しか履かないため、薄手のソックスを選べばキツさは緩和されると思う。インビジブルソックスは…もうな、アラサーになってから脚を1ミリも見せたくない気持ちで一杯やねんな…

何度もサイズを試しながら相談に乗っていただいたスタッフの方には大感謝でございます。とても親身になって靴を選んでくれるので、大阪の直営店は非常にオススメどす。

 

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そこそこ幅広なので、細幅の足としてはデカく見える。

手持ちの靴のほぼ全ては紐を緩めてから脱ぎ履きする癖があるので、人の家や居酒屋の座敷等に上がる際にはモタモタ手間取って申し訳なくなることが多い。ローファーはスポッ!と履いてスポッ!と脱ぐことが出来る楽チンさが良いね。

あとはデザイン的にUチップやプレーントゥだとバランス的にしっくりこないケースが出てきたので、そういう点で登板回数はボンボン増えてくることでしょう。

買った時点では大満足だけど、あとは実際に出歩いてどうなるかだね。よろしくどうぞ〜。

 

 

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今年2回目のTENDREワンマン、本当に良かったです。何も言うことがない。

日記ちゃん。ファティ〜グ。(2021/10/9)

ファティーグパンツというかベイカーパンツというか、オリーブのアレが欲しくなり、古着(というか中古)に手を出した。ベイカーなら某Cが今は最適解かもしれないが、なんかな、こう、な…

 

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エンジニアドガーメンツの定番品・普及ラインのワーカデイから出ているファティーグパンツ。軍モノのディテールには明るくないけど、リップストップやヘリンボーンよりはバックサテンが良いなとぼんやり思っていた。

 

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前の所有者はどのぐらい穿いたんだろうか。かなり色が落ちてて大迫力、なのに生地は薄くならずにカチカチ。除菌がてら、乾燥機に放り込んで更にカチカチにした。

サイズはS、ウエスト含めて全てがしっかりジャストサイズで、とにかく普通。

 

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良いなぁ、次は新品で買おう。

2002Rとの相性は語るまでもなかろうて。せっかくだから米国製で揃えた方が好ましくはあるけれど。寒くなってきたらロスアパのスウェットを被ってUSAマン。しかし寒くなる気配が無い。

 

1ヶ月近く経つけど、全然こないね。まだまだ暑いのなんの。汗かきすぎて辛抱たまらんのやが。